aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/files/ja/web/javascript
diff options
context:
space:
mode:
authorMasahiro FUJIMOTO <mfujimot@gmail.com>2022-01-24 11:02:02 +0900
committerMasahiro FUJIMOTO <mfujimot@gmail.com>2022-01-31 01:28:58 +0900
commit509c3fd223e0370e1ae2adc937c67b336d85df87 (patch)
treec4f1947be772538c365641c659b7de01a2d95d0d /files/ja/web/javascript
parent5a1df6835600b9ac83d5861b6953d41477193f95 (diff)
downloadtranslated-content-509c3fd223e0370e1ae2adc937c67b336d85df87.tar.gz
translated-content-509c3fd223e0370e1ae2adc937c67b336d85df87.tar.bz2
translated-content-509c3fd223e0370e1ae2adc937c67b336d85df87.zip
2021/10/16 時点の英語版に同期
Diffstat (limited to 'files/ja/web/javascript')
-rw-r--r--files/ja/web/javascript/reference/global_objects/regexp/index.md317
1 files changed, 155 insertions, 162 deletions
diff --git a/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/regexp/index.md b/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/regexp/index.md
index bb99de9a76..3b703b6e67 100644
--- a/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/regexp/index.md
+++ b/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/regexp/index.md
@@ -2,193 +2,195 @@
title: RegExp
slug: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/RegExp
tags:
- - Constructor
+ - クラス
- JavaScript
- - Reference
+ - リファレンス
- RegExp
- - Regular Expressions
- - コンストラクター
- 正規表現
+ - ポリフィル
+browser-compat: javascript.builtins.RegExp
translation_of: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/RegExp
---
-<div>{{JSRef}}</div>
+{{JSRef}}
-<p><strong><code>RegExp</code></strong> オブジェクトは、パターンでテキストを検索するために使用します。</p>
+**`RegExp`** オブジェクトは、パターンでテキストを検索するために使用します。
-<p>正規表現を詳しく知りたい方は <a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions">JavaScript ガイド</a> の <a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions">正規表現</a> を参考にしてください。</p>
+正規表現を詳しく知りたい方は [JavaScript ガイド](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions) の [正規表現](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions) を参考にしてください。
-<h2 id="Description" name="Description">解説</h2>
+## 解説
-<h3 id="Literal_notation_and_constructor" name="Literal_notation_and_constructor">リテラル記法とコンストラクター</h3>
+### リテラル記法とコンストラクター
-<p><code>RegExp</code> オブジェクトを生成するには二通りの方法があります。<em>リテラル記法</em>と<em>コンストラクター</em>です。</p>
+`RegExp` オブジェクトを生成するには 2 通りの方法があります。*リテラル記法*と*コンストラクター*です。
-<ul>
- <li><strong>リテラル記法</strong>は引数をスラッシュで囲み、引用符は使用しません。</li>
- <li><strong>コンストラクター関数</strong>の引数はスラッシュで囲むのではなく、引用符を使用します。</li>
-</ul>
+- **リテラル記法**は引数をスラッシュで囲み、引用符は使用しません。
+- **コンストラクター関数**の引数はスラッシュで囲むのではなく、引用符を使用します。
-<p>以下の三つの式は、同じ正規表現を生成します。</p>
+以下の 3 つの式は、同じ正規表現を生成します。
-<pre class="brush: js notranslate">/ab+c/i
-new RegExp(/ab+c/, 'i') // リテラル記法
-new RegExp('ab+c', 'i') // コンストラクター
-</pre>
+```js
+let re = /ab+c/i; // リテラル記法
+let re = new RegExp('ab+c', 'i') // 最初の引数に文字列のパターンを渡したコンストラクター
+let re = new RegExp(/ab+c/, 'i') // 最初の引数に正規表現リテラルを渡したコンストラクター(ECMAScript 6 から)
+```
-<p>リテラル記法では、正規表現が評価されるときにコンパイルを行います。正規表現が変化しない場合は、リテラル記法を使用してください。例えばループ内で使用する正規表現を生成するためにリテラル記法を使用すると、反復処理のたびに正規表現を再コンパイルすることはありません。</p>
+リテラル記法では、正規表現が評価されるときにコンパイルを行います。正規表現が変化しない場合は、リテラル記法を使用してください。例えばループ内で使用する正規表現を生成するためにリテラル記法を使用すると、反復処理のたびに正規表現を再コンパイルすることはありません。
-<p><code>new RegExp('ab+c')</code> といった正規表現オブジェクトのコンストラクターは、実行時に正規表現をコンパイルします。正規表現パターンが変わることがわかっている場合や、パターンが不明でありユーザー入力など別のソースからパターンを取得する場合は、コンストラクター関数を使用してください。</p>
+`new RegExp('ab+c')` といった正規表現オブジェクトのコンストラクターは、実行時に正規表現をコンパイルします。正規表現パターンが変わることがわかっている場合や、パターンが不明でありユーザー入力など別のソースからパターンを取得する場合は、コンストラクター関数を使用してください。
-<h3 id="Flags_in_constructor" name="Flags_in_constructor">コンストラクターのフラグ</h3>
+### コンストラクターのフラグ
-<p>ECMAScript 6 より、第 1 引数が <code>RegExp</code> で第 2 引数に <code><var>flags</var></code> を指定する場合 (<code>new RegExp(/ab+c/, 'i')</code>) に {{jsxref("TypeError")}} ("can't supply flags when constructing one RegExp from another") が発生しません。代わりに、引数を元に新たな <code>RegExp</code> が生成されます。</p>
+ECMAScript 6 から、 `new RegExp(/ab+c/, 'i')` のように第 1 引数が正規表現 (`RegExp`) であり、第 2 引数 `flags` が存在する場合には {{jsxref("TypeError")}} ("can't supply flags when constructing one RegExp from another") が発生しなくなりました。引数を元に新たな `RegExp` が生成されます。
-<p>コンストラクター関数を使用する場合は、通常の文字エスケープ規則 (文字列内に特殊文字が含まれるとき、前に <code>\</code> を付加する) が必須です。</p>
+コンストラクター関数を使用する場合は、通常の文字エスケープ規則 (文字列内に特殊文字が含まれるとき、前に `\` を付加する) が必須です。
-<p>例えば、以下 2 つの構文は同等です。</p>
+例えば、以下 2 つの構文は同等です。
-<pre class="brush: js notranslate">let re = /\w+/
+```js
+let re = /\w+/
let re = new RegExp('\\w+')
-</pre>
-
-<h3 id="Perl-like_RegExp_properties" name="Perl-like_RegExp_properties">Perl 風の RegExp プロパティ</h3>
-
-<p>{{JSxRef("RegExp")}} のプロパティのいくつかは、長い名前と短い (Perl 風の) 名前があります。 Both names always refer to the same value. (Perl is the programming language from which JavaScript modeled its regular expressions.). See also <a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Deprecated_and_obsolete_features#RegExp_Properties">deprecated <code>RegExp</code> properties.</a></p>
-
-<h2 id="Constructor" name="Constructor">コンストラクター</h2>
-
-<dl>
- <dt>{{jsxref("RegExp/RegExp", "RegExp()")}}</dt>
- <dd>新しい <code>RegExp</code> オブジェクトを生成します。</dd>
-</dl>
-
-<h2 id="Static_properties" name="Static_properties">静的プロパティ</h2>
-
-<dl>
- <dt>{{jsxref("RegExp.@@species", "get RegExp[@@species]")}}</dt>
- <dd>派生オブジェクトを生成するために使用されるコンストラクター関数です。</dd>
- <dt>{{jsxref("RegExp.lastIndex")}}</dt>
- <dd>次のマッチングを開始する位置です。</dd>
-</dl>
-
-<h2 id="Instance_properties" name="Instance_properties">インスタンスプロパティ</h2>
-
-<dl>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.flags")}}</dt>
- <dd><code>RegExp</code> オブジェクトのフラグから成る文字列です。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.dotAll")}}</dt>
- <dd><code>.</code> が改行文字にマッチするかどうか。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.global")}}</dt>
- <dd>対象文字列で可能なすべてのマッチに対して正規表現をテストするか、それとも、最初のマッチに対してのみテストするどうかのフラグです。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.ignoreCase")}}</dt>
- <dd>文字列でのマッチを適用する際に、大文字と小文字の違いを無視するかどうかのフラグです。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.multiline")}}</dt>
- <dd>複数行に渡って文字列を検索するかどうかのフラグです。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.source")}}</dt>
- <dd>パターンのテキストです。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.sticky")}}</dt>
- <dd>検索が<ruby>先頭固定<rp> (</rp><rt>sticky</rt><rp>) </rp></ruby>であるかどうかのフラグです。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.unicode")}}</dt>
- <dd>Unicode 機能が有効かどうかのフラグです。</dd>
-</dl>
-
-<h2 id="Instance_methods" name="Instance_methods">インスタンスメソッド</h2>
-
-<dl>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.compile()")}}</dt>
- <dd>スクリプトの実行中に正規表現を (再) コンパイルします。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.exec()")}}</dt>
- <dd>その文字列のパラメータでのマッチのための検索を実行します。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.test()")}}</dt>
- <dd>その文字列のパラメータでのマッチのためのテストをします。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.toString()")}}</dt>
- <dd>特定のオブジェクトを表す文字列を返します。{{JSxRef("Object.prototype.toString()")}} メソッドを上書きします。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.@@match()", "RegExp.prototype[@@match]()")}}</dt>
- <dd>与えられた文字列とのマッチを行い、マッチ結果を返します。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.@@matchAll()", "RegExp.prototype[@@matchAll]()")}}</dt>
- <dd>文字列に対して正規表現で一致したものをすべて返します。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.@@replace()", "RegExp.prototype[@@replace]()")}}</dt>
- <dd>与えられた文字列のマッチを新しい部分文字列で置き換えます。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.@@search()", "RegExp.prototype[@@search]()")}}</dt>
- <dd>与えられた文字列でマッチを検索し、文字列で見つかったパターンのインデックスを返します。</dd>
- <dt>{{JSxRef("RegExp.prototype.@@split()", "RegExp.prototype[@@split]()")}}</dt>
- <dd>文字列を部分文字列に分割し、指定された文字列を配列に分割します。</dd>
-</dl>
-
-<h2 id="Examples" name="Examples">例</h2>
-
-<h3 id="Using_a_regular_expression_to_change_data_format" name="Using_a_regular_expression_to_change_data_format">正規表現を使用したデータ形式の変更</h3>
-
-<p>以下のスクリプトは、{{jsxref("Global_Objects/String", "String")}} インスタンスの {{jsxref("String.prototype.replace()", "replace()")}} メソッドを使用して、 <em>first last</em> 形式のフォーマットでの名前にマッチさせ、<em>last, first</em> 形式のフォーマットで出力しています。</p>
-
-<p>置換テキスト中で、そのスクリプトは、<code>$1</code> と <code>$2</code> を使用して、それぞれ対応する正規表現パターンでマッチする括弧がキャプチャした結果を指定しています。</p>
-
-<pre class="brush: js notranslate">let re = /(\w+)\s(\w+)/
+```
+
+### Perl 風の RegExp プロパティ
+
+{{JSxRef("RegExp")}} のプロパティのいくつかは長い名前と短い(Perl 風の)名前があります。どちらの名前も同じ値を参照します。(Perl は JavaScript が正規表現をモデルにしたプログラミング言語です。)[非推奨の `RegExp` のプロパティ](/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Deprecated_and_obsolete_features#regexp_properties)も参照してください。
+
+## コンストラクター
+
+- {{jsxref("RegExp/RegExp", "RegExp()")}}
+ - : 新しい `RegExp` オブジェクトを生成します。
+
+## 静的プロパティ
+
+- {{jsxref("RegExp.@@species", "get RegExp[@@species]")}}
+ - : 派生オブジェクトを生成するために使用されるコンストラクター関数です。
+
+## インスタンスプロパティ
+
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.flags")}}
+ - : `RegExp` オブジェクトのフラグから成る文字列です。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.dotAll")}}
+ - : `.` を改行文字に一致させるかどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.global")}}
+ - : 対象文字列で一致する可能性があるすべてのものに対して正規表現をテストするか、それとも、最初に一致するものに対してのみテストするどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.hasIndices")}}
+ - : 正規表現の結果で、キャプチャした部分文字列の先頭と末尾の位置を出力するかどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.ignoreCase")}}
+ - : 文字列を照合する際に、大文字と小文字の違いを無視するかどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.multiline")}}
+ - : 複数行に渡って文字列を検索するかどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.source")}}
+ - : パターンのテキストです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.sticky")}}
+ - : 検索が先頭固定 (sticky) であるかどうかのフラグです。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.unicode")}}
+ - : Unicode 機能が有効かどうかのフラグです。
+- {{jsxref("RegExp.lastIndex", "RegExp: lastIndex")}}
+ - : 次の照合を開始する位置です。
+
+## インスタンスメソッド
+
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.compile()")}} {{deprecated_inline}}
+ - : スクリプトの実行中に正規表現を (再) コンパイルします。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.exec()")}}
+ - : 文字列引数の中で一致するものを検索します。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.test()")}}
+ - : 文字列引数で一致するものがあるかどうか検査します。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.toString()")}}
+ - : 指定されたオブジェクトを表す文字列を返します。{{JSxRef("Object.prototype.toString()")}} メソッドを上書きします。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.@@match()", "RegExp.prototype[@@match]()")}}
+ - : 指定された文字列と照合を実行し、照合結果を返します。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.@@matchAll()", "RegExp.prototype[@@matchAll]()")}}
+ - : 文字列で正規表現に一致するものをすべて返します。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.@@replace()", "RegExp.prototype[@@replace]()")}}
+ - : 指定された文字列で一致する部分を新しい部分文字列で置き換えます。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.@@search()", "RegExp.prototype[@@search]()")}}
+ - : 指定された文字列で一致する部分を検索し、その文字列で見つかったパターンの位置を返します。
+- {{JSxRef("RegExp.prototype.@@split()", "RegExp.prototype[@@split]()")}}
+ - : 文字列を部分文字列に分割し、指定された文字列を配列に分割します。
+
+## 例
+
+### 正規表現を使用したデータ形式の変更
+
+以下のスクリプトは、{{jsxref("Global_Objects/String", "String")}} インスタンスの {{jsxref("String.prototype.replace()", "replace()")}} メソッドを使用して、 *名 姓* の形式の名前に一致させ、*姓, 名* の形式で出力します。
+
+スクリプトでは、置換テキスト中で `$1` と `$2` を使用して、それぞれ対応する正規表現パターンで一致する括弧がキャプチャした結果を指定しています。
+
+```js
+let re = /(\w+)\s(\w+)/
let str = 'John Smith'
let newstr = str.replace(re, '$2, $1')
console.log(newstr)
-</pre>
+```
-<p>これは、 <code>"Smith, John"</code> と表示します。</p>
+これは、 `"Smith, John"` と表示します。
-<h3 id="Using_regular_expression_to_split_lines_with_different_line_endingsends_of_lineline_breaks" name="Using_regular_expression_to_split_lines_with_different_line_endingsends_of_lineline_breaks">正規表現を使用したさまざまな行末/行の終端/改行での行の分割</h3>
+### 正規表現を使用したさまざまな行末/行の終端/改行での行の分割
-<p>既定の行末文字は、プラットフォーム (Unix、Windows など) によって異なります。この例で実行する行分割は、あらゆるプラットフォームで動作します。</p>
+既定の改行文字は、プラットフォーム (Unix、Windows など) によって異なります。この例で実行する行分割は、あらゆるプラットフォームで動作します。
-<pre class="brush: js notranslate">let text = 'Some text\nAnd some more\r\nAnd yet\rThis is the end'
+```js
+let text = 'Some text\nAnd some more\r\nAnd yet\rThis is the end'
let lines = text.split(/\r\n|\r|\n/)
console.log(lines) // logs [ 'Some text', 'And some more', 'And yet', 'This is the end' ]
-</pre>
+```
-<p>正規表現内のパターンの順序が重要であることに注意してください。</p>
+正規表現内のパターンの順序が重要であることに注意してください。
-<h3 id="Using_regular_expression_on_multiple_lines" name="Using_regular_expression_on_multiple_lines">複数行で正規表現を使用する</h3>
+### 複数行で正規表現を使用する
-<pre class="brush: js notranslate">let s = 'Please yes\nmake my day!'
+```js
+let s = 'Please yes\nmake my day!'
s.match(/yes.*day/);
-// null
+// null を返す
s.match(/yes[^]*day/);
// Returns ["yes\nmake my day"]
-</pre>
+```
-<h3 id="Using_a_regular_expression_with_the_sticky_flag" name="Using_a_regular_expression_with_the_sticky_flag">sticky フラグ付きの正規表現の使用</h3>
+### sticky フラグ付きの正規表現の使用
-<p>{{JSxRef("Global_Objects/RegExp/sticky", "sticky")}} フラグは、対象文字列で {{jsxref("RegExp.prototype.lastIndex")}} からマッチングを試みることにより、正規表現の sticky マッチングを実行することを示します。</p>
+{{JSxRef("Global_Objects/RegExp/sticky", "sticky")}} フラグは、正規表現の sticky 照合を実行することを示しており、対象文字列で {{jsxref("RegExp.prototype.lastIndex")}} の位置から照合を試みます。
-<pre class="brush: js notranslate">let str = '#foo#'
+```js
+let str = '#foo#'
let regex = /foo/y
regex.lastIndex = 1
regex.test(str) // true
regex.lastIndex = 5
-regex.test(str) // false (lastIndex is taken into account with sticky flag)
-regex.lastIndex // 0 (reset after match failure)</pre>
+regex.test(str) // false (sticky フラグがあるので lastIndex から始める)
+regex.lastIndex // 0 (照合に失敗した後はリセット)
+```
-<h3 id="The_difference_between_the_sticky_flag_and_the_global_flag" name="The_difference_between_the_sticky_flag_and_the_global_flag">sticky フラグと global フラグの違い</h3>
+### sticky フラグと global フラグの違い
-<p>sticky フラグ <code>y</code> を付けると、次の一致は <code>lastIndex</code> の位置で行われるのに対し、グローバルフラグ <code>g</code> を付けると、検索は <code>lastIndex</code> の位置から始められます。</p>
+sticky フラグ `y` を付けると、次の照合は `lastIndex` の位置で行われるのに対し、グローバルフラグ `g` を付けると、検索は `lastIndex` の位置から始められます。
-<pre class="brush: js notranslate">re = /\d/y;
+```js
+re = /\d/y;
while (r = re.exec("123 456")) console.log(r, "AND re.lastIndex", re.lastIndex);
// [ '1', index: 0, input: '123 456', groups: undefined ] AND re.lastIndex 1
// [ '2', index: 1, input: '123 456', groups: undefined ] AND re.lastIndex 2
// [ '3', index: 2, input: '123 456', groups: undefined ] AND re.lastIndex 3
-// ... and no more match.</pre>
+// ... あとは一致しない
+```
-<p>グローバルフラグ <code>g</code> を付けると、3桁だけでなく、6桁すべてが一致します。</p>
+グローバルフラグ `g` を付けると、 3 桁だけでなく、 6 桁すべてに一致します。
-<h3 id="Regular_expression_and_Unicode_characters" name="Regular_expression_and_Unicode_characters">正規表現と Unicode 文字</h3>
+### 正規表現と Unicode 文字
-<p>上の表にもある通り、<code>\w</code> や <code>\W</code> は ASCII 基本文字にのみマッチします。具体的には <code>a</code> から <code>z</code> 、<code>A</code> から <code>Z</code> 、 <code>0</code> から <code>9</code> および <code>_</code> です。</p>
+上の表にもある通り、`\w` や `\W` は ASCII 基本文字にのみ一致します。具体的には `a` から `z` 、`A` から `Z` 、 `0` から `9` および `_` です。
-<p>キリル語やヘブライ語で使われるような非 ASCII 文字にマッチさせるには <code>\u<var>hhhh</var></code> 形式 (<code><var>hhhh</var></code> の部分は 16進表記の Unicode 値) を使ってください。</p>
+キリル語やヘブライ語で使われるような非 ASCII 文字に一致させるには `\uhhhh` 形式 (`hhhh` の部分は 16 進表記の Unicode 値) を使ってください。
-<p>この例は、文字列全体から Unicode 文字列だけを抜き出す方法を示しています。</p>
+この例は、文字列全体から Unicode 文字列だけを抜き出す方法を示しています。
-<pre class="brush: js notranslate">let text = 'Образец text на русском языке'
+```js
+let text = 'Образец text на русском языке'
let regex = /[\u0400-\u04FF]+/g
let match = regex.exec(text)
@@ -196,46 +198,37 @@ console.log(match[0]) // logs 'Образец'
console.log(regex.lastIndex) // logs '7'
let match2 = regex.exec(text)
-console.log(match2[0]) // logs 'на' [did not log 'text']
+console.log(match2[0]) // logs 'на' ['text' は出力しない]
console.log(regex.lastIndex) // logs '15'
-// and so on
-</pre>
+// 以下同様
+```
-<p><a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions/Unicode_Property_Escapes">Unicode プロパティエスケープ</a>機能は <code>\p{scx=Cyrl}</code> のように単純な表記を可能にする解決策を導入しています。スクリプト別の完全な Unicode コードブロック (範囲) を知ることができる外部リソースも、 <a href="http://kourge.net/projects/regexp-unicode-block">Regexp-Unicode-block</a> などがあります。</p>
+[Unicode プロパティエスケープ](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions/Unicode_Property_Escapes)機能は `\p{scx=Cyrl}` のように簡潔な表記ができるようにする解決策を導入しています。
-<h3 id="Extracting_sub-domain_name_from_URL" name="Extracting_sub-domain_name_from_URL">URL からのサブドメイン名の抽出</h3>
+### URL からのサブドメイン名の抽出
-<pre class="brush: js notranslate">let url = 'http://xxx.domain.com'
+```js
+let url = 'http://xxx.domain.com'
console.log(/[^.]+/.exec(url)[0].substr(7)) // logs 'xxx'
-</pre>
+```
-<h2 id="Specifications" name="Specifications">仕様書</h2>
+> **Note:** URL を解釈するには、ふつうは正規表現を使用するより、 [URL API](/ja/docs/Web/API/URL_API) におけるブラウザー内蔵の URL パーサーを使用することをお勧めします。
-<table class="standard-table">
- <thead>
- <tr>
- <th scope="col">仕様書</th>
- </tr>
- </thead>
- <tbody>
- <tr>
- <td>{{SpecName('ESDraft', '#sec-regexp-regular-expression-objects', 'RegExp')}}</td>
- </tr>
- </tbody>
-</table>
+## 仕様書
-<h2 id="Browser_compatibility" name="Browser_compatibility">ブラウザーの互換性</h2>
+{{Specifications}}
-<div>
-<p>{{Compat("javascript.builtins.RegExp")}}</p>
-</div>
+## ブラウザーの互換性
-<h3 id="Firefox-specific_notes" name="Firefox-specific_notes">Firefox 固有の注意事項</h3>
+{{Compat}}
-<p>Firefox 34 より、量指定子を伴うキャプチャグループが動作を妨げている場合に、キャプチャグループにマッチしたテキストが空文字列ではなく <code>undefined</code> になります:</p>
+### Firefox 固有の注意事項
-<pre class="brush: js notranslate">// Firefox 33 以前
+Firefox 34 より、量指定子を伴うキャプチャグループが動作を妨げている場合に、キャプチャグループに一致するテキストは空文字列ではなく `undefined` になりました。
+
+```js
+// Firefox 33 以前
'x'.replace(/x(.)?/g, function(m, group) {
console.log("'group:" + group + "'");
});
@@ -246,14 +239,14 @@ console.log(/[^.]+/.exec(url)[0].substr(7)) // logs 'xxx'
console.log("'group:" + group + "'");
});
// 'group:undefined'
-</pre>
+```
-<p>ウェブの互換性のため <code>RegExp.<var>$N</var></code> は引き続き、 <code>undefined</code> ではなく空文字列を返します (<a href="https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1053944">bug 1053944</a>)。</p>
+ウェブの互換性のため `RegExp.$N` は引き続き、 `undefined` ではなく空文字列を返します ([bug 1053944](https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1053944))。
-<h2 id="See_also" name="See_also">関連情報</h2>
+## 関連情報
-<ul>
- <li><a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Guide">JavaScript ガイド</a>内の<a href="/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions">正規表現</a>の章</li>
- <li>{{jsxref("String.prototype.match()")}}</li>
- <li>{{jsxref("String.prototype.replace()")}}</li>
-</ul>
+- `RegExp` の新しい機能の多くのポリフィル (`dotAll`、`sticky` フラグ、名前付きキャプチャグループ、など)が [`core-js`](https://github.com/zloirock/core-js#ecmascript-string-and-regexp) で利用できます。
+- [正規表現](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Regular_Expressions)の節([JavaScript ガイド](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide)内)
+- {{jsxref("String.prototype.match()")}}
+- {{jsxref("String.prototype.replace()")}}
+- {{jsxref("String.prototype.split()")}}