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-rw-r--r-- | files/ja/conflicting/web/css/cursor/index.md | 124 |
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diff --git a/files/ja/conflicting/web/css/cursor/index.md b/files/ja/conflicting/web/css/cursor/index.md new file mode 100644 index 0000000000..5b00842c96 --- /dev/null +++ b/files/ja/conflicting/web/css/cursor/index.md @@ -0,0 +1,124 @@ +--- +title: cursor プロパティでの URL 値の使用 +slug: conflicting/Web/CSS/cursor +tags: + - CSS + - Gecko + - ガイド + - NeedsUpdate + - Reference +translation_of: Web/CSS/CSS_Basic_User_Interface/Using_URL_values_for_the_cursor_property +original_slug: Web/CSS/CSS_Basic_User_Interface/Using_URL_values_for_the_cursor_property +--- +{{CSSRef}} + +[Gecko](/ja/docs/Mozilla/Gecko) 1.8 は URL の値を CSS の{{CSSxRef("cursor")}} プロパティで、 Windows と Linux で対応しています。 Mac の対応は Gecko 2 ([Firefox 4](/ja/docs/Mozilla/Firefox/Releases/4)) で追加されました。これによって任意の画像を、 Gecko が対応している画像形式ならば何でも、マウスカーソルとして指定することができます。 + +## 構文 + +基本 (CSS 2.1) の基本的な記述は次の通りです。 + +```css +{{CSSxRef("cursor")}}: [ {{CSSxRef("url()")}} , ]* {{CSSxRef("cursor", "<var><keyword></var>", "#Values")}} +``` + +つまり、0 個以上の URL を (カンマ区切りで) 指定することがありますが、 `auto` や `pointer` などの CSS 仕様書で定義されているキーワードうちの一つを指定する必要があります。 + +例えば次のような値が有効です。 + +```css +cursor: url(foo.cur), url(http://www.example.com/bar.gif), auto; +``` + +始めに _foo.cur_ を読み込もうとします。ファイルが存在しないか、何らかの理由で有効でない場合は、_bar.gif_ を読み込もうとし、どちらも利用できない場合は `auto` が使用されます。 + +Gecko 1.8 (Firefox 1.5) では、 cursor の値に対して CSS 3 の構文が加えられました。 + +```css +{{CSSxRef("cursor")}}: [ {{CSSxRef("url()")}} [ <x> <y> ]? , ]* {{CSSxRef("cursor", "<var><keyword></var>", "#Values")}} +``` + +これにより、カーソル画像の境界を設定するためのカーソル有効範囲を指定できます。指定がない場合、有効範囲はファイル (CUR か XBM ファイルの場合) の持つ設定が読み込まれるか、画像の左上端が設定されます。 CSS3 の構文の例は次の通りです。 + +```css +.foo { + cursor: auto; + cursor: url(cursor1.png) 4 12, auto; +} + +.bar { + cursor: pointer; + cursor: url(cursor2.png) 2 2, pointer; +} + +/* IE では 'auto' や 'pointer' で代替されますが、個別に設定する必要があります */ +``` + +初めの値は X 軸範囲で、2つ目の値は Y 軸範囲です。この例では、左上の (0, 0) の座標から (4, 12) までのピクセル座標が有効範囲になります。 + +<h2 id="Limitations" name="Limitations">制限</h2> + +Gecko で使用できる、すべての画像形式が対応されています。つまり PNG, GIF, JPG, BMP, CUR などの画像形式が使用できるということです。 ANI には対応していません。アニメーション PNG や GIF は動くカーソルとしては使用できません。 + +> **Note:** Gecko 2.0 以降は、 Gecko では SVG 形式のカーソルにも対応しています。しかし、 SVG 画像は (パーセント値ではない) 長さの値による幅と高さを SVG のルートノードに設定しなければなりません。 JavaScript、 CSS アニメーション、 SVG を内部にもつ宣言的な SMIL は無視されます。例えば、 SVG を使用してアニメーションカーソルを作成することはできません。 + +Gecko (Firefox) ではカーソルの寸法が 128×128px に制限されています。それより大きいカーソル画像は無視されます。ただし、オペレーティングシステムやプラットフォームとの互換性を最大化するために、 32×32px の大きさに制限してください。 + +(Gecko 1.9.2-1.9.2.6, Firefox 3.6-3.6.6 ではバグにより、 Windows では 32x32px に制限されます。のちのバージョンでは修正されています。) + +Windos XP より前の Windows は、半透明のカーソルには対応していません。これはオペレーティングシステムの制限です。透過はすべてのプラットフォームで動作します。 + +カーソルでの URL 値の使用は Windows、 OS/2、 Linux (GTK+ 2.4かそれ以上のバージョン) で対応しています。 Mac OS X での対応は Gecko 2 (Firefox 4) で追加されました。 + +## ブラウザーの互換性 + +Microsoft Internet Explorer 6.0 も `cursor` プロパティに対応しています。しかし、次の制限があります。 + +- IE は CUR と ANI 形式のみに対応。 +- IE は CSS3 構文での X および Y 座標に対応していません。カーソルの画像、およびプロパティの残りの部分と一緒に無視されます。 + +<table class="standard-table"> + <tbody> + <tr> + <th>ブラウザー</th> + <th>最初期バージョン</th> + <th>形式 (例)</th> + <th>X-Y 座標</th> + </tr> + <tr> + <td>Internet Explorer</td> + <td><strong>6.0</strong></td> + <td><code>.cur | .ani</code></td> + <td>---</td> + </tr> + <tr> + <td>Firefox (Gecko), Windows および Linux</td> + <td><strong>1.5</strong> (1.8)</td> + <td><code>.cur | .png | .gif | .jpg</code></td> + <td>1.5 (1.8)</td> + </tr> + <tr> + <td>Firefox (Gecko)</td> + <td><strong>4.0</strong> (2.0)</td> + <td><code>.cur | .png | .gif | .jpg | .svg</code></td> + <td>(Gecko 2.0)</td> + </tr> + <tr> + <td>Opera</td> + <td>---</td> + <td>---</td> + <td>---</td> + </tr> + <tr> + <td rowspan="2">Safari (Webkit)</td> + <td><strong>3.0</strong> (522-523)</td> + <td><code>.cur | .png | .gif | .jpg</code></td> + <td rowspan="2">3.0 (522-523)</td> + </tr> + <tr> + <td colspan="2"> + OS X 10.5 から、 Safari (Mac) は <code>.cur</code> ファイルに対応しています。 + </td> + </tr> + </tbody> +</table> |