From a065e04d529da1d847b5062a12c46d916408bf32 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Peter Bengtsson Date: Tue, 8 Dec 2020 21:46:22 -0500 Subject: update based on https://github.com/mdn/yari/issues/2028 --- .../thunderbird/autoconfiguration/index.html | 37 ---------------------- 1 file changed, 37 deletions(-) delete mode 100644 files/ja/mozilla/thunderbird/autoconfiguration/index.html (limited to 'files/ja/mozilla/thunderbird/autoconfiguration/index.html') diff --git a/files/ja/mozilla/thunderbird/autoconfiguration/index.html b/files/ja/mozilla/thunderbird/autoconfiguration/index.html deleted file mode 100644 index 68a7839afc..0000000000 --- a/files/ja/mozilla/thunderbird/autoconfiguration/index.html +++ /dev/null @@ -1,37 +0,0 @@ ---- -title: Thunderbird のアカウント情報自動設定機能 -slug: Mozilla/Thunderbird/Autoconfiguration -tags: - - Administration - - enterprise -translation_of: Mozilla/Thunderbird/Autoconfiguration ---- -

著者: Ben Bucksch
著者へ相談せずに文書の内容を変更しないで下さい

Thunderbird 3.1 以降から追加された自動設定機能の一つに,アカウントの情報を自動で設定する機能があります(一部の機能は 3.0 から利用できます).この機能は,ユーザがメールサーバの通信設定をとても簡単に設定できるようにする,という目的のもと開発されました.これにより,Thunderbird をダウンロードしてインストールを行ない,アカウントのセットアップウィザードから本名と Email アドレス,そしてパスワードを入力するだけで,できる限り安全にメールを送受信することができるようになります.

参考:

この文書は,いかにして自動設定機能が動作するか,そして何を行えばメールサーバが自動で設定機能されるか,について説明を行ないます.

メカニズム

Thunderbird は様々なユースケースにあわせ,色々な方法でサーバの情報を取得します:

全てのルックアップ (lookup) メカニズムは「Email アドレスのドメイン部分」をベースとして使います.例えばメールアドレスが fred@example.com であったときルックアップは次のような順番で行われます:

  1. PC 内から Thunderbird のインストール先/isp/example.com.xml を探す
  2. autoconfig.example.com をチェック
  3. "example.com" を ISPDB 中から探す
  4. DNS から"MX example.com" を探し, mx1.mail.hoster.com 向けに ISPDB 中から "hoster.com" を探す
  5. それでも駄目なら imap.example.com, smtp.example.com などを試す(推測)
  6. -

将来的には DNS SRV もサポートする予定です.

自動設定機能をサポートする方法

分類

ユーザ数が 100,000 人を超えるような大きな ISP で,"example.com" や "example.de" など数種類のドメインしか提供しない場合は,ISPDB へ設定を登録しても良いですし,設定ファイルサーバを立てても良いでしょう. しかし,サーバが Email アドレスのエイリアスをサポートしていたり,ログイン名がメールアドレスに含まれてないような場合(例えば,メールアドレスは "hero@example.com" なのに IMAP/POP/SMTP のログイン名が "hero" でも "hero@example.com" でもなく, "u67578" であるような場合など)は Email アドレスからログイン名をルックアップしてくれるような設定サーバを用意する必要があります. -

サーバがカスタマードメインをサポートしている場合(例えば ISP としては"hoster.com" を提供しているのに,ユーザが "fred@flintstone.com" と"louis@kent.com" を利用する場合)は,設定ファイルサーバを用意する必要があります.この場合,DNS MX に頼っても良いでしょう.

比較的小さな企業が社員の PC へ Thunderbird をインストールしようとしている場合は,設定ファイルを Thunderbird のインストール先に配置しておくのが良いでしょう.

ISPDB

データベースの URL は <https://live.mozillamessaging.com/autoconfig/v1.1/> にドメイン名を付け加えたものとなります(例: <https://live.mozillamessaging.com/autoconfig/v1.1/freenet.de>).

現段階での登録方法は,次のとおりです: まず Bugzilla にバグを立てて下さい.このとき Product に "Mozilla Messaging", Component に "ispdb" を指定します.そして,以下で説明する要件を満たした設定ファイルを添付します.その後 bwinton, gozer, ben.bucksch の内の誰かへレビューを依頼して下さい.

将来的には,単純に設定ファイルを ISPDB サーバへアップロードして登録するだけで良いようにしたいと考えています.

ISP サーバにおける設定ファイル

Email アドレスが "fred@example.com" のとき,Thunderbird はまず <http://autoconfig.example.com/mail/config-v1.1.xml?emailaddress=fred@example.com> をチェックし,次に <http://example.com/.well-known/autoconfig/mail/config-v1.1.xml> をチェックします.

小さな企業

小さな企業では,<http://example.com/.well-known/autoconfig/mail/config-v1.1.xml> といったアドレスで XML 形式の設定ファイルを単にサーバへ配置するだけで OK です.

ドメイン保有者 (ISP)

ISP 自体は hoster.com というアドレスを提供しているが,ISP のユーザは fancy.com や example.com といったアドレスを登録しており,そういったアドレス向けにメールを扱う必要がある,といった場合には自動設定サーバを用意する必要があります.

DNS

ISP ユーザのドメイン毎に DNS レコードを追加します(MX, A www など,既存のものに加えてください):
autoconfig IN A 10.2.3.4

autoconfig IN CNAME autoconfig.hoster.com.
10.2.3.4 や autoconfig.hoster.com は自分の IP アドレス / ホスト名へ変更してください.
こうすることにより Thunderbird へ自分が hoster であることを伝えることができます.

Web サーバ

物理的な IP アドレスへ割り当てられた Web サーバを準備する必要があります.他の Web サーバと同じマシンで稼働させることも可能ですが,

Web サーバは,独自ドメインを利用している全ての IPS ユーザのドメイン(autoconfig.*)へマッチするバーチャルホストを使用する必要があります.このとき Apache 用語で言うところの "IP ベースなバーチャルホスト" を利用することができます.これは Apache の設定ファイルにおける「Listen 10.2.3.4:80」を意味します(もちろん,自分の持っている IP アドレスを使うようにしてください)

    <VirtualHost 10.2.3.4:80> # バーチャルホスト設定は,一つの IP に対して必ず一つだけ用意してください!
-        DocumentRoot /var/www/autoconfig/
-        ServerName autoconfig.hoster.com
-    <Directory /var/www/autoconfig>
-    Order allow,deny
-    allow from all
-        </Directory>
-    </VirtualHost>

設定ファイルを,サーバの /mail/config-v1.1.xml といった URL に配置します.

設定ファイルは Content-Type: text/xml (もしくは application/xml)で送信するようにして下さい.それ以外の Content Type で提供されたファイルは無視されます.また,設定ファイルが非 ASCII 文字を含む場合は UTF-8 をエンコーディングとして利用してください.

ネームベースのバーチャルホストを使用する場合,全ユーザのドメイン向けに autoconfig サブドメインを用意するのは面倒です.このような場合は,autoconfig.* subdomains にマッチする Rewriterule をデフォルトのバーチャルホスト(Debian では /etc/apache2/sites-enabled/000-default)に用意しておけば良いでしょう:

    <VirtualHost *:80> # バーチャルホスト
-    ServerAdmin webmaster@hoster.com
-    ServerName www
-    DocumentRoot /var/www
-    RewriteEngine On
-    RewriteCond %{HTTP_HOST} ^autoconfig\. [NC]
-    RewriteRule ^/(.*)	http://autoconfig.hoster.com/$1 [L,R=301]
-    #...
-    </VirtualHost>
-    <VirtualHost *:80>
-        DocumentRoot /var/www/autoconfig/
-        ServerName autoconfig.hoster.com
-    <Directory /var/www/autoconfig>
-     	Order allow,deny
-    allow from all
-        </Directory>
-    </VirtualHost>
-

設定ファイル

設定ファイルの作成方法設定ファイルの定義 に詳しい情報があります.

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