From 4ace0769da3bc823dd8a3d86211cefa850ce3007 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Masahiro FUJIMOTO Date: Tue, 5 Oct 2021 01:44:43 +0900 Subject: CSS Text モジュールの文書を更新 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit - 2021/08/13 時点の英語版に同期 - Web/CSS/CSS_Text/Wrapping_Text を新規翻訳 --- files/ja/web/css/hyphens/index.md | 170 +++++++++++++++++--------------------- 1 file changed, 74 insertions(+), 96 deletions(-) (limited to 'files/ja/web/css/hyphens') diff --git a/files/ja/web/css/hyphens/index.md b/files/ja/web/css/hyphens/index.md index 09965ce859..e3fde062ea 100644 --- a/files/ja/web/css/hyphens/index.md +++ b/files/ja/web/css/hyphens/index.md @@ -3,30 +3,29 @@ title: hyphens slug: Web/CSS/hyphens tags: - CSS - - CSS Property - - CSS テキスト - CSS プロパティ - - CSS 文字列 + - CSS テキスト - Reference + - recipe:css-property +browser-compat: css.properties.hyphens translation_of: Web/CSS/hyphens --- -
{{CSSRef}}
+{{CSSRef}} -

hyphensCSS のプロパティで、文字列を複数行にわたって折り返す際に、単語のハイフネーションを行う方法を指定します。ハイフネーションをまったく行わなかったり、手動で指定された位置で文字列のハイフネーションを行ったり、ブラウザーに適切な位置にハイフンを挿入させたりすることができます。

+**`hyphens`** は [CSS](/ja/docs/Web/CSS) のプロパティで、文字列を複数行にわたって折り返す際に、単語のハイフネーションを行う方法を指定します。ハイフネーションをまったく行わなかったり、手動で指定された位置で文字列のハイフネーションを行ったり、ブラウザーに適切な位置にハイフンを挿入させたりすることができます。 -
{{EmbedInteractiveExample("pages/css/hyphens.html")}}
+{{EmbedInteractiveExample("pages/css/hyphens.html")}} - +> **Note:** 上記のデモでは、 "An extra­ordinarily long English word!" に非表示の `­` の文字が含まれており、 `An extra­­ordinarily long English word!` のようになっています。この文字は `hyphens: manual;` が指定された場合にハイフンを挿入することができる位置を示しています。 -

ハイフネーションの規則は言語に依存します。 HTML では言語は lang 属性で特定され、ブラウザーはこの属性が存在し、適切なハイフネーション辞書が利用できる場合にのみハイフネーションを行います。 XML では、 xml:lang 属性を使用する必要があります。

+ハイフネーションの規則は言語に依存します。 HTML では言語は [`lang`](/ja/docs/Web/HTML/Global_attributes/lang) 属性で特定され、ブラウザーはこの属性が存在し、適切なハイフネーション辞書が利用できる場合にのみハイフネーションを行います。 XML では、[`xml:lang`](/ja/docs/Web/SVG/Attribute/xml:lang) 属性を使用する必要があります。 -
-

注: どのようにハイフネーションを行うかの規則は仕様書で明確に定義されていないため、厳密なハイフネーションの方式はブラウザーにより異なります。

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+> **Note:** どのようにハイフネーションを行うかの規則は仕様書で明確に定義されていないため、厳密なハイフネーションの方式はブラウザーにより異なります。 -

構文

+## 構文 -
/* キーワード値 */
+```css
+/* キーワード値 */
 hyphens: none;
 hyphens: manual;
 hyphens: auto;
@@ -34,64 +33,65 @@ hyphens: auto;
 /* グローバル値 */
 hyphens: inherit;
 hyphens: initial;
+hyphens: revert;
 hyphens: unset;
-
+``` -

hyphens プロパティは、以下に挙げたキーワード値のうちの一つで指定します。

+`hyphens` プロパティは、以下に挙げたキーワード値のうちの一つで指定します。 -

+### 値 -
-
none
-
単語内で分割が提案されている文字の位置であっても、改行で単語を分割しません。行はホワイトスペースの位置のみで折り返します。
-
manual
-
単語内で分割が提案されている文字の位置でのみ、行の折り返しで単語を分割します。詳しくは{{anch("Suggesting line break opportunities", "改行候補位置の提案")}}を参照してください。
-
auto
-
ブラウザーは自身が選択した規則に従って、ハイフネーションを行うのに適切な位置で自動的に単語を分割します。しかし、改行候補位置({{anch("Suggesting line break opportunities", "改行候補位置の提案")}}を参照)があれば、自動的な改行位置の選択を上書きします。
-
+- `none` + - : 単語内で分割が提案されている文字の位置であっても、改行で単語を分割しません。行はホワイトスペースの位置のみで折り返します。 +- `manual` + - : 単語内で分割が提案されている文字の位置でのみ、行の折り返しで単語を分割します。詳しくは{{anch("改行候補位置の提案")}}を参照してください。 +- `auto` + - : ブラウザーは自身が選択した規則に従って、ハイフネーションを行うのに適切な位置で自動的に単語を分割します。しかし、改行候補位置 ({{anch("改行候補位置の提案")}}を参照) があれば、自動的な改行位置の選択を上書きします。 -
-

メモ: auto を設定したときの動作は、正しくタグ付けされた言語に依存して、適切なハイフネーション規則が選択されます。選択した言語で自動的なハイフネーションが適用されるようにすることを保証するために、 HTML の lang 属性を必ず指定してください。

-
+> **Note:** `auto` を設定したときの動作は、正しくタグ付けされた言語に依存して、適切なハイフネーション規則が選択されます。選択した言語で自動的なハイフネーションが適用されるようにすることを保証するために、 HTML の `lang` 属性を必ず指定してください。 -

形式文法

+## 改行候補位置の提案 -{{csssyntax}} +文字列中で改行が可能な位置を手動で指定するために使用できる Unicode 文字は 2 つあります。 -

改行候補位置の提案

+- U+2010 (HYPHEN) + - : 「ハード」ハイフン文字は、目に見える改行候補位置を示します。実際はその位置で改行されない場合でも、ハイフンが表示されます。 +- U+00AD (SHY) + - : 不可視の「ソフト」ハイフン ("**s**oft" **hy**phen) です。この文字は表示されませんが、ブラウザーが必要に応じて単語を分割できる位置を示します。 HTML では、 `­` を使用してソフトハイフンを挿入することができます。 -

文字列中で改行が可能な位置を手動で指定するために使用できる Unicode 文字は2つあります。

+> **Note:** HTML の [``](/ja/docs/Web/HTML/Element/wbr) 要素によって改行が行われた場合、ハイフンは挿入されません。 -
-
U+2010 (HYPHEN)
-
「ハード」ハイフン文字は、目に見える改行候補位置を示します。実際はその位置で改行されない場合でも、ハイフンが表示されます。
-
U+00AD (SHY)
-
不可視の「ソフト」ハイフン ("soft" hyphen) です。この文字は表示されませんが、ブラウザーが必要に応じて単語を分割できる位置を示します。 HTML では、 ­ を使用してソフトハイフンを挿入することができます。
-
+## 公式定義 + +{{cssinfo}} -
-

HTML の {{htmlelement("wbr")}} 要素によって改行が行われた場合、ハイフンは挿入されません。

-
+## 形式文法 -

+{{csssyntax}} -

以下の例では3つのクラスを使用し、それぞれの hyphens プロパティの設定を示します。

+## 例 -

HTML

+

テキストのハイフネーションの指定

-
<dl>
-  <dt><code>none</code>: no hyphen; overflow if needed</dt>
-  <dd lang="en" class="none">An extreme&shy;ly long English word</dd>
-  <dt><code>manual</code>: hyphen only at &amp;hyphen; or &amp;shy; (if needed)</dt>
-  <dd lang="en" class="manual">An extreme&shy;ly long English word</dd>
-  <dt><code>auto</code>: hyphens where the algorithm decides (if needed)</dt>
-  <dd lang="en" class="auto">An extreme&shy;ly long English word</dd>
-</dl>
-
+以下の例では 3 つのクラスを使用し、それぞれの `hyphens` プロパティの設定を示します。 -

CSS

+#### HTML -
dd {
+```html
+
+
none: no hyphen; overflow if needed
+
An extreme­ly long English word
+
manual: hyphen only at &hyphen; or &shy; (if needed)
+
An extreme­ly long English word
+
auto: hyphens where the algorithm decides (if needed)
+
An extreme­ly long English word
+
+``` + +#### CSS + +```css +dd { width: 55px; border: 1px solid black; } @@ -110,45 +110,23 @@ dd.auto { -ms-hyphens: auto; hyphens: auto; } -
- -

結果

- -
-

{{EmbedLiveSample("Example", "100%", 490)}}

-
- -

仕様書

- - - - - - - - - - - - - - - - -
仕様書策定状況コメント
{{SpecName("CSS3 Text", "#hyphens-property", "hyphens")}}{{Spec2("CSS3 Text")}}初回定義。
- -

{{cssinfo}}

- -

ブラウザーの互換性

- -
-

{{Compat("css.properties.hyphens")}}

-
- -

関連情報

- - +``` + +#### 例 + +{{EmbedLiveSample("Specifying_text_hyphenation", "100%", 490)}} + +## 仕様書 + +{{Specifications}} + +## ブラウザーの互換性 + +{{Compat}} + +## 関連情報 + +- {{Cssxref("content")}} +- {{cssxref("overflow-wrap")}} (formerly `word-wrap`) +- {{cssxref("word-break")}} +- [テキストの分割と折り返しのガイド](/ja/docs/Web/CSS/CSS_Text/Wrapping_Text) -- cgit v1.2.3-54-g00ecf