From 2a2b3e898e62f28ae57427094298d8c99e63fb55 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Masahiro FUJIMOTO Date: Sun, 16 Jan 2022 19:30:56 +0900 Subject: Array.prototype.findIndex() の記事を更新 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit --- .../global_objects/array/findindex/index.md | 213 ++++++++------------- 1 file changed, 77 insertions(+), 136 deletions(-) (limited to 'files/ja/web/javascript') diff --git a/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/array/findindex/index.md b/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/array/findindex/index.md index 959882e111..4921b76740 100644 --- a/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/array/findindex/index.md +++ b/files/ja/web/javascript/reference/global_objects/array/findindex/index.md @@ -3,187 +3,128 @@ title: Array.prototype.findIndex() slug: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Array/findIndex tags: - Array - - ECMAScript2015 + - ECMAScript 2015 - JavaScript - - Method + - メソッド - Prototype - - polyfill + - ポリフィル - メソッド - - 配列 +browser-compat: javascript.builtins.Array.findIndex translation_of: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Array/findIndex --- -
{{JSRef}}
- -

findIndex() メソッドは、配列内の指定されたテスト関数を満たす最初の要素の位置を返します。テスト関数を満たす要素がない場合を含め、それ以外の場合は -1 を返します。

- -
{{EmbedInteractiveExample("pages/js/array-findindex.html","shorter")}}
- - +{{JSRef}} -

{{jsxref("Array.find", "find()")}} メソッドも参照してください。このメソッドは、配列内で見つかった要素の位置ではなく、 を返します。

+**`findIndex()`** メソッドは、配列内の**指定されたテスト関数に合格する**最初の要素の**位置**を返します。テスト関数に合格する要素がない場合を含め、それ以外の場合は `-1` を返します。 -

構文

+{{EmbedInteractiveExample("pages/js/array-findindex.html","shorter")}} -
arr.findIndex(callback( element[, index[, array]] )[, thisArg])
-
+{{jsxref("Array.find", "find()")}} メソッドも参照してください。このメソッドは、配列内で見つかった要素の位置ではなく、**値**を返します。 -

引数

+## 構文 -
-
callback
-
-

配列内のそれぞれの値に対して実行される関数で、条件を満たす要素が発見されたことを示す true が返るまで続けられます。

+```js +// アロー関数 +findIndex((element) => { /* ... */ } ) +findIndex((element, index) => { /* ... */ } ) +findIndex((element, index, array) => { /* ... */ } ) -

3つの引数を取ります。

+// コールバック関数 +findIndex(callbackFn) +findIndex(callbackFn, thisArg) -
-
element
-
配列内で現在処理されている要素。
-
index {{optional_inline}}
-
配列内で現在処理されている要素の位置。
-
array {{optional_inline}}
-
findIndex() を呼び出した元の配列。
-
-
-
thisArg {{optional_inline}}
-
任意で、 callback を実行する時に this として使うオブジェクト。
-
+// インラインコールバック関数 +findIndex(function(element) { /* ... */ }) +findIndex(function(element, index) { /* ... */ }) +findIndex(function(element, index, array){ /* ... */ }) +findIndex(function(element, index, array) { /* ... */ }, thisArg) +``` -

返値

+### 引数 -

テストを満たした配列の要素の位置を返します。それ以外の場合は、 -1 を返します。

+- `callbackFn` -

解説

+ - : 配列内のそれぞれの値に対して実行される関数で、条件を満たす要素が発見されたことを示す `true` が返るまで続けられます。 -

findIndex() メソッドは、配列のそれぞれの位置に対して callback を1回ずつ呼び出し、 callback が{{Glossary("truthy", "真値")}}を返すものを見つけるまで繰り返します。

+ この関数は 3 つの引数を取ります。 -

そのような要素が見つかると、 findIndex() はすぐにその要素の位置を返します。 callback が真値を返すと (または配列の length0 であると)、 findIndex()-1 を返します。

+ - `element` + - : 配列内で現在処理されている要素。 + - `index` {{optional_inline}} + - : 配列内で現在処理されている要素の位置。 + - `array` {{optional_inline}} + - : `findIndex()` を呼び出した元の配列。 +- `thisArg` {{optional_inline}} + - : 任意で、 `callbackFn` を実行する時に `this` として使うオブジェクト。 -
-

極端な場合の警告: {{jsxref("Array.some()")}} などの他の配列メソッドとは異なり、 callback は値が割り当てられていない位置でも実行されます。

-
+### 返値 -

callback は3つの引数で呼び出されます。

+テストに合格した配列の要素の位置を返します。それ以外の場合は、 `-1` を返します。 -
    -
  1. その要素の値
  2. -
  3. その要素の位置
  4. -
  5. 走査されている配列オブジェクト
  6. -
+注: もし、テストに合格した配列の最初の要素の位置が `0` ならば、 `findIndex` の返値は、条件文の中では{{Glossary("Falsy", "偽値")}}として解釈されます。 -

findIndexthisArg 引数を与えた場合、各 callback の呼び出し時に、その与えたオブジェクトが、this として使用されます。この引数を省略した場合、this は {{jsxref("undefined")}} になります。

+## 解説 -

findIndex() で処理される要素の範囲は、 callback が最初に呼び出される前に設定されます。 callback は最初の findIndex() の呼び出し以降に配列に追加された要素は処理しません。配列内で未処理の既存の要素が callback によって変更された場合、 callback へ渡される値は findIndex() がその要素の位置を処理する時点での値になります。

+`findIndex()` メソッドは、配列のそれぞれの位置に対して `callbackFn` を 1 回ずつ呼び出し、 `callbackFn` が{{Glossary("truthy", "真値")}}を返すものを見つけるまで繰り返します。 -

削除された値も処理対象になります。

+そのような要素が見つかったら、 `findIndex()` はすぐにその要素の位置を返します。 `callbackFn` が真値を返すものがなかった場合(または配列の `length` が `0` であった場合)、 `findIndex()` は `-1` を返します。 -

ポリフィル

+> **Note:** {{jsxref("Array.some()")}} などの他の配列メソッドとは異なり、 `callbackFn` は値が割り当てられていない位置でも実行されます。 -
// https://tc39.github.io/ecma262/#sec-array.prototype.findindex
-if (!Array.prototype.findIndex) {
-  Object.defineProperty(Array.prototype, 'findIndex', {
-    value: function(predicate) {
-     // 1. Let O be ? ToObject(this value).
-      if (this == null) {
-        throw new TypeError('"this" is null or not defined');
-      }
+`callbackFn` は 3 つの引数で呼び出されます。
 
-      var o = Object(this);
+1.  その要素の値
+2.  その要素の位置
+3.  走査されている配列オブジェクト
 
-      // 2. Let len be ? ToLength(? Get(O, "length")).
-      var len = o.length >>> 0;
+`thisArg` 引数を `findIndex()` に与えた場合、それぞれの `callbackFn` の呼び出し時に、その与えたオブジェクトが `this` として使用されます。この引数を省略した場合は {{jsxref("undefined")}} になります。
 
-      // 3. If IsCallable(predicate) is false, throw a TypeError exception.
-      if (typeof predicate !== 'function') {
-        throw new TypeError('predicate must be a function');
-      }
+`findIndex()` で処理される要素の範囲は、 `callbackFn` が最初に呼び出される前に設定されます。既に処理済みの位置に割り当てられた要素や、その範囲を超えた要素に対しては、 `callbackFn` が実行されません。 `callbackFn` は最初の `findIndex()` の呼び出し以降に配列に追加された要素は処理しません。配列内で未処理の既存の要素が `callbackFn` によって変更された場合、 `callbackFn` へ渡される値は `findIndex()` がその要素の位置を処理する時点での値になります。{{jsxref("Operators/delete", "削除", "", 1)}}された値も処理対象になります。
 
-      // 4. If thisArg was supplied, let T be thisArg; else let T be undefined.
-      var thisArg = arguments[1];
-
-      // 5. Let k be 0.
-      var k = 0;
-
-      // 6. Repeat, while k < len
-      while (k < len) {
-        // a. Let Pk be ! ToString(k).
-        // b. Let kValue be ? Get(O, Pk).
-        // c. Let testResult be ToBoolean(? Call(predicate, T, « kValue, k, O »)).
-        // d. If testResult is true, return k.
-        var kValue = o[k];
-        if (predicate.call(thisArg, kValue, k, o)) {
-          return k;
-        }
-        // e. Increase k by 1.
-        k++;
-      }
-
-      // 7. Return -1.
-      return -1;
-    },
-    configurable: true,
-    writable: true
-  });
-}
-
+> **Warning:** 前の段落で説明したような同時進行の修正は、理解しにくいコードになることが多いので、一般的には避けるべきです(特殊な場合を除く)。 -

もし、本当に {{jsxref("Object.defineProperty")}} に対応していない古い JavaScript エンジンに対応する必要があるのであれば、 Array.prototype メソッドに対してポリフィルを使用しないようにしないと、これらを列挙不可能にすることができません。

+## 例 -

+### 配列内の素数の位置を検索する -

配列内の素数の位置を検索する

+次の例では、配列の中で素数の入った最初の要素の位置を返し、素数が見つからなかった場合は `-1` を返します。 -

次の例では、配列の中で素数の入った最初の要素の位置を返し、素数が見つからなかった場合は -1 を返します。

- -
function isPrime(num) {
-  for (let i = 2; num > i; i++) {
+```js
+function isPrime(num) {
+  for (let i = 2; num > i; i++) {
     if (num % i == 0) {
       return false;
     }
   }
-  return num > 1;
+  return num > 1;
 }
 
 console.log([4, 6, 8, 9, 12].findIndex(isPrime)); // -1, not found
 console.log([4, 6, 7, 9, 12].findIndex(isPrime)); // 2 (array[2] is 7)
-
+``` -

アロー関数を使用して位置を検索する

+### アロー関数を使用して位置を検索する -

次の例では、アロー関数を使用してフルーツの位置を検索しています。

+次の例では、アロー関数を使用してフルーツの位置を検索しています。 -
const fruits = ["apple", "banana", "cantaloupe", "blueberries", "grapefruit"];
+```js
+const fruits = ["apple", "banana", "cantaloupe", "blueberries", "grapefruit"];
 
-const index = fruits.findIndex(fruit => fruit === "blueberries");
+const index = fruits.findIndex(fruit => fruit === "blueberries");
 
 console.log(index); // 3
 console.log(fruits[index]); // blueberries
-
- -

仕様書

- - - - - - - - - - - - -
仕様書
{{SpecName('ESDraft', '#sec-array.prototype.findindex', 'Array.prototype.findIndex')}}
- -

ブラウザーの互換性

- -
-

{{Compat("javascript.builtins.Array.findIndex")}}

-
- -

関連情報

- - +``` + +## 仕様書 + +{{Specifications}} + +## ブラウザーの互換性 + +{{Compat}} + +## 関連情報 + +- `Array.prototype.findIndex` のポリフィルが [`core-js`](https://github.com/zloirock/core-js#ecmascript-array) にあります +- {{jsxref("Array.prototype.find()")}} +- {{jsxref("Array.prototype.indexOf()")}} -- cgit v1.2.3-54-g00ecf