From f83bc04d8d61f228f67a04fa2feb60250a343f76 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Masahiro FUJIMOTO Date: Wed, 16 Feb 2022 23:31:18 +0900 Subject: 2021/07/21 時点の英語版に同期 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit --- .../javascript/reference/operators/await/index.md | 138 +++++++++++---------- 1 file changed, 71 insertions(+), 67 deletions(-) (limited to 'files/ja/web') diff --git a/files/ja/web/javascript/reference/operators/await/index.md b/files/ja/web/javascript/reference/operators/await/index.md index 775ce4a787..238761230a 100644 --- a/files/ja/web/javascript/reference/operators/await/index.md +++ b/files/ja/web/javascript/reference/operators/await/index.md @@ -2,49 +2,49 @@ title: await slug: Web/JavaScript/Reference/Operators/await tags: - - Function + - 関数 - JavaScript - - Language feature - - Operator + - 言語機能 + - 演算子 - Primary Expression +browser-compat: javascript.operators.await translation_of: Web/JavaScript/Reference/Operators/await --- -
{{jsSidebar("Operators")}}
+{{jsSidebar("Operators")}} -

await 演算子は、{{jsxref("Statements/async_function", "async function")}} によって {{jsxref("Promise")}} が返されるのを待機するために使用します。

+`await` 演算子はプロミス ({{jsxref("Promise")}}) を待つために使用します。通常の JavaScript コードで、 {{jsxref("Statements/async_function", "async function")}} の内部でのみ使用することができます。によって {{jsxref("Promise")}} が返されるのを待機するために使用します。 -

構文

+## 構文 -
[rv] = await expression;
+```js +[rv] = await expression +``` -
-
expression
-
解決を待つ {{jsxref("Promise")}} もしくは何らかの値。
-
rv
-
-

解決された promise の値。expression が Promise ではない場合はその値自体を返す。

-
-
+- `expression` + - : 待つ {{jsxref("Promise")}} もしくは何らかの値。 +- `rv` + - : プロミスの履行された値、または `Promise` ではない場合はその値自体を返します。 -

説明

+## 解説 -

await 式は async function の実行を一時停止し、Promise の解決または拒否を待ちます。解決した後に async function の実行を再開します。再開するときに await 式は解決された Promise にラップされた値を返します。

+`await` 式は `async` 関数の実行を一時停止し、 `Promise` が決定される(すなわち履行または拒否される)まで待ち、履行された後に `async` 関数の実行を再開します。最下位時に、 `await` 式の値は履行された `Promise` の値になります。 -

Promise が拒否された場合、await 式は理由となった値を投げます。

+`Promise` が拒否された場合、`await` 式は拒否された値で例外を発生させます。 -

await 式に続く値が Promise ではなかった場合、解決された Promise に変換されます。

+`await` 演算子に続く*式*の値が `Promise` ではなかった場合、[解決された Promise](/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Promise/resolve) に変換されます。 -

await は実行フローを分割できるため、await の関数の呼び出し元は、await の関数の遅延継続の前に実行を再開できます。await がその関数の継続を延期した後、これが関数によって実行される最初の await でれば、await の関数の完了を求める保留中の Promise を関数の呼び出し元に返し、その呼び出し元の実行を再開することによって、即時実行も続行されます。

+`await` は実行フローを分割するため、非同期関数の呼び出し元が実行を再開することができます。 `await` がその非同期関数の継続を延期した後は、後続の文が実行されます。この `await` がその関数で実行される最後の式である場合、実行は継続され、 `await` の関数の完了を保留していた `Promise` を呼び出し元に返し、その呼び出し元での実行を再開します。 -

+## 例 -

promise の解決を待つ

+### プロミスの履行を待つ -

Promiseawait 式で停止された場合、Promise が解決されて、解決された値を返すのを待ちます。

+`Promise` が `await` 式に渡された場合、 `Promise` が履行されて履行値を返すのを待ちます。 -
function resolveAfter2Seconds(x) {
-  return new Promise(resolve => {
-    setTimeout(() => {
+```js
+function resolveAfter2Seconds(x) {
+  return new Promise(resolve => {
+    setTimeout(() => {
       resolve(x);
     }, 2000);
   });
@@ -56,13 +56,14 @@ async function f1() {
 }
 
 f1();
-
+``` -

Thenable オブジェクト

+### Thenable オブジェクト -

{{jsxref("Global_Objects/Promise/then", "Thenable オブジェクト")}}もまったく同じように実行されます。

+{{jsxref("Global_Objects/Promise/then", "Thenable オブジェクト")}}は同様に履行されます。 -
async function f2() {
+```js
+async function f2() {
   const thenable = {
     then: function(resolve, _reject) {
       resolve('resolved!')
@@ -72,24 +73,27 @@ f1();
 }
 
 f2();
-
+``` -

Promise への変換

+### プロミスへの変換 -

値が Promise でない場合は、値を解決済みの Promise に変換して待ちます。

+値が `Promise` でない場合は、値を解決済みの `Promise` に変換して待ちます。 -
async function f3() {
+```js
+async function f3() {
   var y = await 20;
   console.log(y); // 20
 }
 
-f3();
+f3(); +``` -

Promise の拒否

+### Promise の拒否 -

Promise が拒否された場合、拒否された値が投げられます。

+`Promise` が拒否された場合、拒否された値で例外が発生します。 -
async function f4() {
+```js
+async function f4() {
   try {
     var z = await Promise.reject(30);
   } catch(e) {
@@ -97,43 +101,43 @@ f3();
} } -f4(); +f4(); +``` -

拒否された Promise を処理する

+### 拒否された Promise の処理 -

拒否された Promisetry 文を使用せずにエラーハンドリングを行えます。

+拒否された `Promise` は `try` ブロックなしで処理することができます。 -
var response = await promisedFunction().catch((err) => { console.error(err); });
-// response will be undefined if the promise is rejected
-
+```js +var response = await promisedFunction().catch((err) => { console.error(err); }); +// プロミスが拒否された場合、応答は undefined になります +``` -

仕様

+### 最上位の await - - - - - - - - - - - -
仕様書
{{SpecName("ESDraft", "#sec-async-function-definitions", "async functions")}}
+`await` キーワードは、 [JavaScript モジュール](/ja/docs/Web/JavaScript/Guide/Modules)内では単独で(非同期関数の外で)使用することができます。つまり、 `await` を使う子モジュールを持つモジュールは、子モジュールが実行されるのを待ってから、自分自身が実行されるようになります。他の子モジュールの読み込みをブロックすることなく、実行することができます。 -

ブラウザー実装状況

+以下は、 [Fetch API](/ja/docs/Web/API/Fetch_API) を使用し、 [`export` 文](/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Statements/export)の中で await を指定したシンプルなモジュールの例です。これを含むすべてのモジュールは、コードを実行する前に読み取りが解決するのを待ちます。 -
+```js +// fetch request +const colors = fetch('../data/colors.json') + .then(response => response.json()); +export default await colors; +``` -

{{Compat("javascript.operators.await")}}

-
+## 仕様書 -

関連情報

+{{Specifications}} - +## ブラウザーの互換性 + +{{Compat}} + +## 関連情報 + +- {{jsxref("Statements/async_function", "async function")}} +- {{jsxref("Operators/async_function", "async function 式")}} +- {{jsxref("AsyncFunction")}} オブジェクト +- [最上位の await](https://v8.dev/features/top-level-await) on v8.dev -- cgit v1.2.3-54-g00ecf