--- title: IIFE (即時実行関数式) slug: Glossary/IIFE tags: - CodingScripting - DesignPattern - Functions - Glossary - JavaScript - デザインパターン - 用語集 - 関数 translation_of: Glossary/IIFE ---

IIFE (Immediately Invoked Function Expression; 即時実行関数式) は定義されるとすぐに実行される {{glossary("JavaScript")}} の {{glossary("function", "関数")}} です。

(function () {
    文
})();

このデザインパターンは{{glossary("Self-Executing Anonymous Function", "自己実行無名関数")}}とも呼ばれ、次の2つの主な部分から成ります。

  1. 最初の部分は {{jsxref("Operators/Grouping", "グループ化演算子")}} () に囲まれた静的スコープ付きの無名関数です。これは IIFE イディオム内で、汚いグローバルスコープと同様に変数へアクセスすることを防ぎます。
  2. 2つ目の部分は即時実行関数式の () で、これを通じて JavaScript エンジンは直接関数を解釈実行します。

この関数は即時実行される関数式になります。関数式内の変数は外部からアクセスできません。

(function () {
    var aName = "Barry";
})();
// 変数 aName はスコープ外からアクセスできません
aName // "Uncaught ReferenceError: aName is not defined" が発生します

IIFE を変数に代入することはその結果だけが保存されます。

var result = (function () {
    var name = "Barry";
    return name;
})();
// Immediately creates the output:
result; // "Barry"