--- title: MDN のサンプルサーバー slug: MDN/Tools/Sample_server tags: - Advanced - Draft - Guide - MDN Meta - Site-wide - Tools translation_of: MDN/Tools/Sample_server ---
MDN は内蔵のライブサンプルシステムを提供しており、単純な (時にはそう単純でない) コードのサンプルをその出力と共にページの中で表示する機能を提供していますが、サーバーへの通信を必要とするサンプルもあります。私たちは MDN サンプルサーバーを用意し、このような、またその他の問題も合わせて、解決することにしました。 この記事は、そのサンプルサーバーを利用するためのガイドです。
たいていのサンプルは組み込みのライブサンプルシステムで表現できますが、例外もあります。サンプルサーバーの利用が必要となる理由は下記の通りです。
各サンプルのコードは GitHub で管理されており、そのすべてのサンプルの実行可能/使用可能なインストールアクセスを提供するサーバーを持っています。
サンプルサーバーに置かれたサンプルに貢献するには、GitHub の MDN サンプルサーバーリポジトリー をフォークする必要があります。現在、すべてのサンプルは GitHub の同じリポジトリーにあります。
それぞれのサンプルは s/
ディレクトリーの下に自身のディレクトリーを持っています。新しいサンプルを作るには、そこに適切な名前のディレクトリーを追加します。例えば、ちょっとしたゲームを実装するための Fetch API の使い方を示す例であれぱ、s/fetch-trivia
にサンプルを置いても良いでしょう。
それぞれのサンプルに一つの必須ファイルがあります (これは皮肉にもまだ使われていませんが、すぐ使われるため入れておいてください)。 manifest.json
というマニフェストファイルで、これはサンプルを説明し、サンプルサーバー自体からと、これをメンテ・使用するツールから使われるメタデータを提供します。その他のすべてはオプションです。もっと詳しく見ていきましょう。
マニフェストファイルは第一に、サンプルのリストをビルドするのに使われますが、最終的には各サンプルのスタートアップとシャットダウンプロセスを改良することに使われるでしょう。これは次のような JSON オブジェクトです。
{ "name": "WebSocket based chat server with WebRTC video chat support", "docsUrl": "https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/WebRTC_API/Signaling_and_video_calling", "description": "Uses Node.js to set up a WebSocket-based chat server, and provides a web page you can use to join the chat. Adds a feature to start a video call with another chat participant." }
現在オブジェクトには 3 つの項目があり、すべてが必須です (まだ使用してないですが、すぐ使います)。
name
docsUrl
description
サンプルサーバーの起動時やサンプルの再起動時には、各サンプルのベースディレクトリーがスキャンされ、 startup.sh
という名前のシェルスクリプトファイルが存在するかどうかが確認されます。このファイルが存在すると、そのファイルが実行され、サンプルがサポートファイルをインストールしたり、スクリプトを実行したり、サンプルをサポートするために必要なサーバープロセスを起動したりする機会が与えられます。例えば、 WebSocket chat サンプルの startup.sh スクリプトは次のようになります。
npm install websocket node chatserver.js
1 行目は Node のパッケージマネージャーである npm
を使用して、 websocket
というモジュールをインストールし、これが WebSocket サーバーを生成したり対話したりすることのサポートを提供します。
2 行目は、実際にサーバープロセスを起動します。これは、バックグラウンドで起動し実行される JavaScript スクリプトとして実装されています。
Node モジュールをプロジェクトで使用するには、 package.json
ファイルを追加する必要があります。ここにはサンプルに関する情報だけでなく、依存関係のリストも含まれており、 Node パッケージマネージャー (npm
) によって依存関係がインストールされるようになっています。
もちろん、他のファイルがあっても構いません。明らかな候補としては、サンプルを閲覧したユーザーに何らかのコンテンツを見せるための index.html
ファイル、スタイルシート、サポート用の HTML や JavaScript ファイル、画像やその他のメディアなどがあります。
サンプルを完成させてテストしたら、それを提出してテストを受け、最終的に本番のサンプルサーバーにインストールできるようにしましょう。この作業は、 Github の標準的なプルリクエストプロセスを用いて行います。
サンプルサーバー自体がまだ完成していないため、サンプルの動作には癖や問題があります。ここでは、潜在的な最悪の問題を回避するためのヒントをいくつかご紹介します。
サンプルがネットワークポートを使用する必要がある場合、他のサンプル (またはサーバー上のシステムサービス) が既に使用しているポートを不用意に使用しないように注意する必要があります。将来的には、サンプルのマニフェストにポート番号を要求する項目が設けられ、システムがポート番号を割り当てて、どれが使われていてどれが使われていないかを記録するようになる予定です。それまでは、つま先を踏まないように気をつけてください。
このページそのもの、そしてここに記述されているサーバーについては、現在作業中です。