--- title: Firefox における実験的機能 slug: Mozilla/Firefox/Experimental_features tags: - Experimental - Firefox - Preferences - features translation_of: Mozilla/Firefox/Experimental_features ---
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このページでは、提案されているまたは最先端のウェブプラットフォーム標準を含む、Firefox の実験的かつ部分的に実装された機能を一覧にしています。また、それらの機能が搭載されているビルドの情報、「既定で」有効になっているかどうか、有効または無効にするためにどの環境設定を使用すべきかについても説明しています。これにより、機能がリリースされる前に、その機能をテストすることができます。

新機能は、最初に Firefox Nightly ビルドに登場し、多くの場合、既定で有効化されます。その後、 Firefox Developer Edition に引き継がれ、最終的にはリリースビルドになります。リリースビルドにおいて既定で有効化された機能は、もはや実験的なものではないので、このトピックから削除してください。

実験的な機能は、 Firefox 設定エディター (Firefox のアドレスバーに about:config と入力) を使って、以下に示す関連する設定を変更することで、有効または無効にすることができます。

編集者からのお願い

これらの表に機能を追加する際には、 {{TemplateLink("bug")}} マクロ \{{bug(bug-number)}} を使って関連するバグへのリンクを含めるようにしてください。

HTML

要素: <dialog>

HTML の {{HTMLElement("dialog")}} 要素とそれに関連する DOM API は、 HTML ベースのモーダルなダイアログボックスに対応しています。現在の実装は少々不格好ですが、基本的には機能しています。 (詳細は {{bug(840640)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 53 Yes
Developer Edition 53 No
Beta 53 No
Release 53 No
設定名 dom.dialog_element.enabled

グローバル属性: inputmode

inputmode グローバル属性の実装は WHATWG 仕様書に併せて更新してきましたが ({{bug(1509527)}})、 contenteditable コンテンツで利用できるようにするなど、他の変更も必要です。 (詳細は {{bug(1205133)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 75 Yes
Developer Edition 75 No
Beta 75 No
Release 75 No
設定名 dom.forms.inputmode

inert 属性

{{domxref("HTMLElement")}} の {{DOMxRef("HTMLElement.inert")}} プロパティは論理値で、存在する場合、ブラウザーが支援技術、ページ検索、テキスト選択から要素を「無視」するようになります。この機能の状態についての詳細は、 {{bug(1655722)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 81 No
Developer Edition 81 No
Beta 81 No
Release 81 No
設定名 html5.inert.enabled

input type="search" のレイアウト

input type="search" のレイアウトが更新されました。これにより、何らかの入力を始めたときに、他のブラウザーの実装と同様にクリアアイコンが現れるようになります。 (詳しくは {{bug(558594)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 81 No
Developer Edition 81 No
Beta 81 No
Release 81 No
設定名 layout.forms.input-type-search.enabled

CSS

CSS の迷子の制御文字を 16 進数のボックスで表示する

この機能は、予期せずタブ (U+0009)、行送り (U+000A)、ページ送り (U+000C)、復改 (U+000D) 以外の制御文字 (Unicode の Cc カテゴリー) が現れていない場合に 16 進数で表示します。 (詳細は {{bug(1099557)}} を参照してください)。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 43 Yes
Developer Edition 43 No
Beta 43 No
Release 43 No
設定名 layout.css.control-characters.enabled or layout.css.control-characters.visible

initial-letter プロパティ

CSS の {{cssxref("initial-letter")}} プロパティは、 CSS Inline Layout 仕様に含まれており、先頭文字の表示方法を dropped, raise, sunken から指定することができます。 (詳細は {{bug(1223880)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 50 No
Developer Edition 50 No
Beta 50 No
Release 50 No
設定名 layout.css.initial-letter.enabled

aspect-ratio プロパティ

CSS の {{cssxref("aspect-ratio")}} プロパティは CSS4 Sizing 仕様の一部であり、ある縦横比のボックスを生成することができます。 (詳しくは {{bug(1639963)}} および {{bug(1646096)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 81 Yes
Developer Edition 81 No
Beta 81 No
Release 81 No
設定名 layout.css.aspect-ratio.enabled

font-size-adjust プロパティの値 2 つの構文

CSS の {{cssxref("font-size-adjust")}} プロパティが CSS5 Fonts 5 仕様で更新され、フォントメトリックを正規化するために定義するためのもう一つの値を追加しています。 (詳しくは {{bug(1711479)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 91 Yes
Developer Edition 91 No
Beta 91 No
Release 91 No
設定名 layout.css.font-size-adjust.basis.enabled

size-adjust 記述子

CSS の {{cssxref("@font-face/size-adjust")}} 記述子は CSS5 Fonts 仕様の一部であり、このフォントに関連する書体の輪郭とメトリクスの乗数を定義します。これにより、様々なフォントが同じフォントサイズでレンダリングされた場合に、デザインの調和が取りやすくなります。 (詳細は {{bug(1698495)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 89 Yes
Developer Edition 89 No
Beta 89 No
Release 89 No
設定名 layout.css.size-adjust.enabled

メディアクエリーで縦横比として 1 つの数値を使用

メディアクエリーで縦横比を指定する際に、 1 つの {{cssxref("number")}} を {{cssxref("ratio")}} として使用できるようになりました。 (詳細は {{bug(1565562)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 70 No
Developer Edition 70 No
Beta 70 No
Release 70 No
設定名 layout.css.aspect-ratio-number.enabled

backdrop-filter プロパティ

{{cssxref("backdrop-filter")}} プロパティは、要素の背後の領域にフィルター効果を適用します。 (詳しくは {{bug(1178765)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 70 No
Developer Edition 70 No
Beta 70 No
Release 70 No
設定名 layout.css.backdrop-filter.enabled

content プロパティの none 値

none の値を {{cssxref("content")}} プロパティに設定すると、あたかも要素が空であるかのように、要素の子がこの要素の子としてレンダリングされることを抑制します。 (詳細は {{bug(1699964)}} を参照。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 91 No
Developer Edition 91 No
Beta 91 No
Release 91 No
設定名 layout.css.element-content-none.enabled

fit-content() 関数の width など大きさを指定するプロパティでの使用

{{cssxref("fit-content()")}} 関数は {{cssxref("width")}} をその他の大きさを指定するプロパティに適用することです。。この関数は、 CSS グリッドレイアウトのトラックのサイズ調整ですでに十分対応しています。(詳細は {{bug(1312588)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 91 No
Developer Edition 91 No
Beta 91 No
Release 91 No
設定名 layout.css.fit-content-function.enabled

グリッド: メイソンリーレイアウト

グリッドレイアウトをベースにしたメイソンスタイルレイアウトを追加しました。メイソンリーレイアウトスタイルレイアウトは、一方の軸がメイソンリーレイアウトスタイル、もう一方の軸が通常のグリッドレイアウトです。これにより、開発者は Pinterest のようなギャラリースタイルのレイアウトを簡単に作成できるようになります。詳しくは {{bug(1607954)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 77 Yes
Developer Edition 77 No
Beta 77 No
Release 77 No
設定名 layout.css.grid-template-masonry-value.enabled

prefers-contrast メディア特性

prefers-contrast メディア特性は、ウェブコンテンツの表示において、ユーザーが高め (または低め) のコントラストを指定しているかどうかを検出するために使用されます。詳細については、 {{bug("1506364")}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 80 No
Developer Edition 80 No
Beta 80 No
Release 80 No
設定名

layout.css.prefers-contrast.enabled

math-style プロパティ

{{cssxref("math-style")}} プロパティは、 MathML の数式の高さを通常にするかコンパクトにするかを示します。 (詳しくは {{bug(1665975)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 83 No
Developer Edition 83 No
Beta 83 No
Release 83 No
設定名 layout.css.math-style.enabled

JavaScript

APIs

グラフィック: Canvas, WebGL, WebGPU

OffscreenCanvas インターフェイス

{{domxref("OffscreenCanvas")}} インターフェイスは、画面外でレンダリングできるキャンバスを提供します。これは、ウィンドウとワーカーの両方のコンテキストで利用できます。 (詳細は {{bug(1390089)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 44 No
Developer Edition 44 No
Beta 44 No
Release 44 No
設定名 gfx.offscreencanvas.enabled

ヒット領域

マウスの座標がキャンバス上の特定の領域内にあるかどう かは、解決すべき一般的な問題です。ヒットリージョン API を使用すると、キャンバスの領域を定義することができ、キャンバス上のインタラクティブ コンテンツをアクセシビリティ ツールに公開する別の可能性が生まれます。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 30 No
Developer Edition 30 No
Beta 30 No
Release 30 No
設定名 canvas.hitregions.enabled

WebGL: ドラフト拡張

この設定を有効にすると、現在 "draft" ステータスでテスト中の WebGL 拡張機能が使用可能になります。現在、 Firefox でテスト中の WebGL 拡張機能はありません。

WebGPU API

これは新しい API で、ユーザーの端末やコンピューターの GPU (Graphics Processing Unit) を使用して、計算やグラフィックのレンダリングを行うための低レベルのサポートを提供します。この仕様はまだ完成していません。この API の進捗状況については、 {{bug(1602129)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 73 No
Developer Edition 73 No
Beta 73 No
Release 73 No
設定名 dom.webgpu.enabled

HTML DOM API

HTMLMediaElement の setSinkId() メソッド

{{domxref("HTMLMediaElement.setSinkId()")}} は、 {{domxref("HTMLMediaElement")}} に音声出力機器のシンク ID を設定することで、音声の出力先を変更することができます。詳細は {{bug(934425)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 64 No
Developer Edition 64 No
Beta 64 No
Release 64 No
設定名 media.setsinkid.enabled

HTMLMediaElement の audioTracks および videoTracks プロパティ

この機能を有効にすると、 HTML のすべてのメディア要素に {{domxref("HTMLMediaElement.audioTracks")}} および {{domxref("HTMLMediaElement.videoTracks")}} プロパティが追加されます。しかし、 Firefox は現在、複数の音声トラックや動画トラックに対応していないため、これらのプロパティの最も一般的な使用例は機能せず、既定では両方とも無効になっています。詳細については {{bug(1057233)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 33 No
Developer Edition 33 No
Beta 33 No
Release 33 No
設定名 media.track.enabled

DOM

ClipboardItem

{{domxref('Clipboard API')}} の {{domxref('ClipboardItem')}} インターフェイスに対応し、 {{domxref('Clipboard.write()')}} は{{domxref('ClipboardItem','クリップボードアイテム')}}の並びを、以前に実装されていた {{domxref('DataTransfer','dataTransfer オブジェクト')}} の代わりに受け入れます。これは、以前は dom.events.asyncClipboard.dataTransfer であった dom.events.asyncClipboard.clipboardItem を設定することで利用可能です。詳細については、 {{bug('1619947')}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 87 No
Developer Edition 87 No
Beta 87 No
Release 87 No
設定名 dom.events.asyncClipboard.clipboardItem

ClipboardRead

クリップボードインターフェイスの Clipboard.read() メソッドは、以前は dom.events.asyncClipboard.clipboardItem の下にあったものが、 dom.events.asyncClipboard.read の環境設定の下でも利用できるようになりました。(詳細は ({{bug(1701512)}}) を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 90 No
Developer Edition 90 No
Beta 90 No
Release 90 No
設定名 dom.events.asyncClipboard.read

HTML Sanitizer API

{{domxref('HTML Sanitizer API')}} は、開発者が信頼できない HTML 文字列を受け取り、文書の DOM に安全に挿入するためにそれらをサニタイズすることを可能にします。各設定プロパティ内の既定の要素 (サニタイズされる要素) はまだ検討中です。このため、 config 引数は実装されていません (詳しくは{{domxref('Sanitizer.sanitizer()', 'the constructor', '', 1)}}を参照してください)。詳細は、 {{bug('1673309')}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 84 No
Developer Edition 84 No
Beta 84 No
Release 84 No
設定名 dom.security.sanitizer.enabled

Document の autoplayPolicy プロパティ

{{domxref("document")}} の {{domxref("Document.autoplayPolicy", "autoplayPolicy")}} プロパティは、 (メディア要素の {{domxref("HTMLMediaElement.autoplay", "autoplay")}} プロパティを使用するか、または JavaScript コードから再生を開始させようとする) メディアの自動再生のリクエストをブラウザーがどのように処理するかを示す文字列を返します。この API の仕様はまだ作成中です。この値は、ユーザーが何をしているか、ユーザーの好み、およびブラウザ全体の状態に応じて、時間とともに変化します。想定される値としては、 allowed (自動再生は現在許可されている)、 allowed-muted (自動再生は許可されているが、音声がないかミュートされている場合のみ)、disallowed (自動再生は現在許可されていない) などがあります。詳細は、 {{bug(1506289)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 66 No
Developer Edition 66 No
Beta 66 No
Release 66 No
設定名 dom.media.autoplay.autoplay-policy-api

GeometryUtils の convertPointFromNode(), convertRectFromNode(), convertQuadFromNode() メソッド

GeometryUtilsconvertPointFromNode()convertRectFromNode())、convertQuadFromNode() の各メソッドは、指定された点、矩形、または四角形を、呼び出されたノードから別のノードにマッピングします。 (詳細は {{bug(918189)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 31 Yes
Developer Edition 31 No
Beta 31 No
Release 31 No
設定名 layout.css.getBoxQuads.enabled

GeometryUtils の getBoxQuads() メソッド

GeometryUtilsgetBoxQuads() メソッドは、他のノードやビューポートとの相対的な {{domxref("Node")}} の CSS ボックスを返します。(詳細は {{bug(917755)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 31 Yes
Developer Edition 31 No
Beta 31 No
Release 31 No
設定名 layout.css.convertFromNode.enable

Payment Request API

主要な支払いの扱い

Payment Request API は、ウェブコンテンツやアプリ内でウェブベースの支払いを処理するためのサポートを提供します。ユーザーインターフェイスのテスト中にバグが発生したため、 API の変更を検討している間、この API の出荷を延期することにしました。作業は継続中です。(詳細は {{bug(1318984)}} をご参照ください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 55 No
Developer Edition 55 No
Beta 55 No
Release 55 No
設定名 dom.payments.request.enabled and
dom.payments.request.supportedRegions

Basic Card API

Payment Request API に、カード支払い種別と支払い応答を記述するデータを定義する辞書を拡張します。 {{domxref("BasicCardRequest")}} と {{domxref("BasicCardResponse")}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 56 No
Developer Edition 56 No
Beta 56 No
Release 56 No
設定名 dom.payments.request.enabled and
dom.payments.request.supportedRegions

Visual Viewport API

Visual Viewport API は、文書やウィンドウのコンテンツ領域に対する{{Glossary("visual viewport", "視覚ビューポート")}}の相対的な位置を示す情報へのアクセスを提供します。また、この情報の変更を監視するイベントにも対応しています。詳細については、 {{bug(1550390)}} を参照してください。現在、これをデスクトップ版に展開する計画があり、その状況は {{bug(1551302)}} で確認できます。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 63 No
Developer Edition 63 No
Beta 63 No
Release 63 Starting in Firefox 68, on Android only
設定名 dom.visualviewport.enabled

構築可能なスタイルシート

{{domxref("CSSStyleSheet")}} インターフェースにコンストラクターが追加され、また関連する様々な変更により、 HTML にシートを追加することなく、新しいスタイルシートを直接作成できるようになりました。これにより、シャドウ DOM で使用するための再利用可能なスタイルシートの作成がより容易になります。我々の実装はまだ完全ではなく、詳細は {{bug(1520690)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 73 No
Developer Edition 73 No
Beta 73 No
Release 73 No
設定名 layout.css.constructable-stylesheets.enabled

WebRTC とメディア

WebRTC APIWeb Audio APIMedia Source Extensions APIEncrypted Media Extensions APIMedia Capture and Streams API にある以下の機能は実験的なものです。

非同期の SourceBuffer の追加と削除

これにより、メディアソースバッファを追加および削除するためのプロミスベースのメソッド {{domxref("SourceBuffer.appendBufferAsync", "appendBufferAsync()")}} および {{domxref("SourceBuffer.removeAsync", "removeAsync()")}} が {{domxref("SourceBuffer")}} インターフェイスに追加されます。詳細については、 {{bug(1280613)}} および {{bug(778617)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 62 No
Developer Edition 62 No
Beta 62 No
Release 62 No
設定名 media.mediasource.experimental.enabled

AVIF (AV1 Image File format) 対応

この機能を有効にすると、 Firefox は AV1 画像ファイル (AVIF) 形式をサポートします。これは、 AV1 動画圧縮アルゴリズムの機能を利用して画像サイズを小さくした静止画ファイル形式です。(詳細については、 {{bug(1443863)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 77 No
Developer Edition 77 No
Beta 77 No
Release 77 No
設定名 image.avif.enabled

Android 版Firefox の AV1 対応

Android 版 Firefox で、 AV1 形式のメディアを利用できるようになります。この機能は、 Android 版 Firefox 81 以降で有効な Nightly ビルドで利用できます。既定では有効になっています。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 81 Yes
Developer Edition
Beta
Release
設定名

JPEG XL 対応

この機能を有効にすると、 Firefox は JPEG XL 画像に対応します。詳細は {{bug(1539075)}} を参照してください。この機能は、Firefox 90 以降で有効なナイトリービルドで利用できます。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 90 No
Developer Edition 90 No
Beta 90 No
Release
設定名 image.jxl.enabled

セキュリティとプライバシー

暗号化されたページ上の Flash からのプレーンテキストのリクエストをブロックする

暗号化されたページ上の Flash コンテンツによって引き起こされる中間者攻撃 (MitM) を軽減するために、 OBJECT_SUBREQUEST をアクティブなコンテンツとして扱う設定が追加されました。詳細については、 {{bug(1190623)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 59 No
Developer Edition 59 No
Beta 59 No
Release 59 No
設定名 security.mixed_content.block_object_subrequest

安全でないページのラベル付け

この 2 つの環境設定では、安全でない方法でページが読み込まれた場合 ({{Glossary("HTTPS")}} ではなく {{Glossary("HTTP")}} を使用した場合) に、従来のロックアイコンの隣に「Not secure」というテキストラベルがアドレスバーに追加されます。詳細については、 {{bug(1335970)}} を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 60 No
Developer Edition 60 No
Beta 60 No
Release 60 No
設定名 通常閲覧モードは security.insecure_connection_text.enabled、プライベート閲覧モードは security.insecure_connection_text.pbmode.enabled

混合表示コンテンツのアップグレード

この設定を有効にすると、 Firefox は安全なページでメディアコンテンツへの要求を HTTP から HTTPS に自動的にアップグレードします。これは、一部のコンテンツが安全に読み込まれる一方で、他のコンテンツが安全でないという混合コンテンツの状態を防ぐことを目的としています。(メディアのホストが HTTPS に対応していないために) アップグレードが失敗した場合、そのメディアは読み込まれません。(詳細については、 {{bug(1435733)}} を参照してください。)

これはコンソールの警告も変更します。アップグレードが成功した場合、警告ではなく、リクエストがアップグレードされたことを示すメッセージを表示します。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 84 Yes
Developer Edition 60 No
Beta 60 No
Release 60 No
設定名 security.mixed_content.upgrade_display_content

機能ポリシー

機能ポリシーは、ウェブ開発者がブラウザーの特定の機能や API の動作を選択的に有効化、無効化、変更することを可能にします。 CSP と似ていますが、セキュリティの動作ではなく機能を制御します。

メモ

Feature-Policy ヘッダーは、仕様書では Permissions-Policy に名称が変更されており、本記事もいずれその変更を反映して更新される予定です。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 65 No
Developer Edition 65 No
Beta 65 No
Release 65 No
設定名 dom.security.featurePolicy.header.enabled

開発ツール

Mozilla の開発者向けツールは常に進化しています。私たちは新しいアイディアを試し、新しい機能を追加し、Nightly や Developer Edition のチャンネルでテストしてから、ベータ版やリリースに移行しています。以下の機能は、現在の実験的な開発者ツールの機能の一部です。

実行コンテキストセレクター

この機能では、コンソールのコマンドラインにボタンが表示され、入力した式が実行されるコンテキストを変更することができます。(詳細は、 {{bug(1605154)}} および {{bug(1605153)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 75 No
Developer Edition 75 No
Beta 75 No
Release 75 No
設定名 devtools.webconsole.input.context

レスポンシブデザインモードでのモバイルジェスチャーのサポート

マウスジェスチャーを使用して、スワイプ/スクロール、ダブルタップやピンチズーム、長押しによるコンテキストメニューの選択/オープンなどのモバイルジェスチャーをシミュレートすることができます。 (詳細については {{bug(1621781)}}、{{bug(1245183)}}、{{bug(1401304)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 76[1] Yes
Developer Edition 76[1] Yes
Beta 76[1] Yes
Release 76[1] No
設定名 n/a

[1] ダブルタップのジェスチャーによるズームの対応は Firefox 76 で追加されました。他のジェスチャーは Firefox 79 で追加されました。

ネットワークモニターにおける Server-sent event

ネットワークモニターが server-sent event についての情報を表示する機能です。 (詳細については {{bug(1405706)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 80 Yes
Developer Edition 80 Yes
Beta 80 No
Release 80 No
設定名 devtools.netmonitor.features.serverSentEvents

CSS のブラウザー互換性ツールチップ

CSS ルールビューでは、既知の問題がある CSS プロパティの隣にブラウザーの互換性ツールチップを表示させることができます。詳しい情報は HTML の調査と編集 > ブラウザー互換性の警告を参照してください。

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 81 No
Developer Edition 81 No
Beta 81 No
Release 81 No
設定名 devtools.inspector.ruleview.inline-compatibility-warning.enabled

UI

デスクトップ版のズーム

この機能により、デスクトップ PC では、モバイル端末のようにレイアウトの変更をすることなく、スムーズなピンチズームが可能になります。(詳細は {{bug(1245183)}} および {{bug(1620055)}} を参照してください。)

リリースチャネル 追加されたバージョン 既定で有効か
Nightly 42 Yes
Developer Edition 42 No
Beta 42 No
Release 42 No
設定名 apz.allow_zooming and (on Windows) apz.windows.use_direct_manipulation

関連情報