--- title: Firefox 4 for developers slug: Mozilla/Firefox/Releases/4 tags: - CSS - Firefox - Firefox 4 - Gecko - Gecko 2.0 - HTML - JavaScript - XPCOM - XUL - 要更新 translation_of: Mozilla/Firefox/Releases/4 ---
Firefox 4 (6 月後半にベータ版リリースが予定されています)では、パフォーマンスが向上し、 HTML 5 やその他の革新的な Web 技術のさらなるサポートが追加され、さらには、セキュリティも改善しています。 この記事では、この次期リリースについてのとっかかりの情報と、 Web 開発者、アドオン開発者、そして、Gecko プラットフォーム開発者向けに利用可能になる機能の一覧を提供します。
これらの機能の多くはすでに Firefox 4 beta リリース、もしくは(冒険心にあふれているなら)ナイトリー trunk ビルド で試すことできます。
Gecko は現在 HTML5 パーサーを利用しています。それはバグが修正され、相互運用性が改善され、また、パフォーマンスが向上されたものです。また、HTML マークアップでコンテンツに SVG と MathML を直接埋め込むことも可能にします。
<input>
要素における入力種類の追加、データバリデーションなどが含まれています。<article>
、<section>
、<nav>
、<aside>
、 <hgroup>
、<header>
および <footer>
。<mark>
、<figure>
および <figcaption>
。The following changes were made to the CanvasRenderingContext2D
interface to bring our <canvas>
implementation closer to being in line with the specification:
arc()
now correctly throws an INDEX_SIZE_ERR
exception.createLinearGradient()
and createRadialGradient()
now throws NOT_SUPPORTED_ERR
instead of SYNTAX_ERR
.miterLimit
to a negative value no longer throws an exception; instead, it properly ignores non-positive values.lineWidth
to a negative value no longer throws an exception; instead, it properly ignores non-positive values.putImageData()
method now supports the optional parameters dirtyX
, dirtyY
, dirtyWidth
, and dirtyHeight
.<textarea>
要素をデフォルトでサイズ変更できるようになりました。これを無効にするために resize
CSS プロパティが利用できます。canvas.getContext
および canvas.toDataURL
が認識できない引数を指定して呼び出したときに例外を投げなくなりました。<canvas>
要素に Mozilla 固有の mozGetAsFile()
メソッドが追加されました。これを用いることで、Canvas の内容である画像を含んだメモリベースのファイルを保持できます。詳細は HTMLCanvasElement
を参照してください。canvas2dcontext.lineCap
および canvas2dcontext.lineJoin
が認識できない値を設定したときに例外を投げなくなりました。canvas2dcontext.globalCompositeOperation
が認識できない値を設定したときに例外を投げなくなりました。また、非標準の値 darker
をサポートしなくなりました。<spacer>
要素のサポートが無くなりました。<isindex>
要素が、document.createElement()
メソッドによって作成されたときに、 一切プロパティもメソッドも持たない単純な要素として作成されるようになりました。<input>
要素での click()
メソッドの呼び出しが追加されました。このメソッドを用いることでファイル選択ダイアログが開けます。Web アプリケーションからファイルを利用する の記事内の 例 を参照してください。<input>
要素に新しい mozactionhint
属性が追加されました。これを用いることで仮想キーボード上でのエンターキーのラベルを指定できます。<iframe>
、<noembed>
、および <noframes>
要素内の <script>
要素が実行されるようになりました。以前のバージョンの Firefox ではこれらの要素内での実行はされませんでした。これは仕様準拠であり、他のブラウザの挙動と合致します。-moz-calc
のサポートが追加されました。これを用いることで、<length>
の値を数式で指定できます。:-moz-any
がサポートされました。-moz-image-rect
関数を用いることで、画像の一部分の領域 (subrectangle)を背景画像として利用できるようになります。-moz-element
CSS 関数と document.mozSetImageElement()
DOM 関数を用いることで、任意の HTML 要素を背景として使用することができます。プロパティ | 説明 |
-moz-font-feature-settings |
OpenType フォントの高度な機能を変更できます。 |
-moz-tab-size |
テキストを描画するときのタブ文字 (U+0009) の幅を空白文字数で指定します。 |
resize |
サイズ変更可能な要素の方向を制御できます。 |
擬似クラス | 説明 |
:-moz-handler-crashed |
プラグインがクラッシュした要素の表示に用いられます。 |
:-moz-placeholder |
フォームフィールドのガイドテキストに適用されます。 |
:-moz-submit-invalid |
1 つ、もしくは、複数のフォームフィールドの入力が妥当でないときのフォームの送信ボタンに適用されます。 |
:-moz-window-inactive |
アクティブでないウィンドウの要素に適用されます。 |
:invalid |
入力が妥当でない <input> フィールドに自動的に適用されます。 |
:optional |
required 属性を指定していない <input> フィールドに自動的に適用されます。 |
:required |
required 属性を指定している <input> フィールドに自動的に適用されます。 |
:valid |
入力が妥当であると判断された <input> フィールドに自動的に適用されます。 |
擬似セレクタ | 説明 |
:-moz-focusring |
Gecko がフォーカスインジケータを描画すべきとしている要素の見え方を指定できます。 |
関数 | 説明 |
:-moz-any |
セレクタをグループ化しコンビネータを分解できます。 |
-moz-calc |
|
-moz-element |
任意の要素を background-image および background の背景として使用できます。 |
-moz-image-rect |
画像の一部分を background-image もしくは background で利用できます。 |
旧名称 | 新名称 | 備考 |
-moz-background-size |
background-size |
-moz-background-size という名称はサポートされません。 |
-moz-border-radius |
border-radius |
旧名称は、サイトを更新するための時間を考慮して、限られた期間サポートされます。描画の変更も仕様の最新版に適合するようになります。 |
-moz-box-shadow |
box-shadow |
text-shadow
プロパティのぼかし範囲が 300 までに制限されるようになりました。これは健全さとパフォーマンスの理由によるものです。overflow
プロパティがテーブルグループ要素 (<thead>
、<tbody>
、および <tfoot>
) に適用されなくなりました。-moz-appearance
プロパティが要素に境界のない Aero Glass の見た目を適用する -moz-win-borderless-glass 値をサポートするようになりました。
-moz-device-pixel-ratio
メディア機能が追加されました。これを用いることで、Media Query で用いられる、CSS ピクセルを基準としたデバイスのピクセル比率を指定できます。<img>
要素とともに、また、CSS の background-image
で利用することができるようになりました。buffered
属性サポート<video>
および <audio>
要素での buffered
属性がサポートされました。これを用いることでメディアファイルでバッファリングされた範囲が判断可能になります。これをサポートするために TimeRanges
DOM インタフェースが実装されました。preload
属性preload
属性が実装されました。これは以前実装された(そしてもうサポートされない)autobuffer
属性を置き換えものです。これは <video>
および <audio>
要素、同様にnsIDOMHTMLMediaElement
インタフェースを実装した要素で利用できます。<text>
and <tspan>
要素で x
、y
、dx
、および dy
プロパティの値のためのリストを指定できるようになりました。これを用いることで、文字列中の各文字の位置を個別に制御できます。Range
オブジェクトに range.getClientRects()
および range.getBoundingClientRect()
メソッドが追加されました。setCapture()
と releaseCapture()
API のサポートが追加されました。バグ 503943 を参照してください。window.history
オブジェクトを通して利用できる、既存のドキュメント履歴オブジェクトが新しい HTML5 の pushState()
と replaceState()
メソッドをサポートするようになりました。window.mozRequestAnimationFrame()
メソッドおよび window.mozAnimationStartTime
プロパティを組み合わせることで、互いに同期したアニメーションを作成する方法が提供されます。いくつかの HTML 要素に関連づけられた DOM インタフェースが、以下のように、 HTML5 仕様で要求されるひとつのインタフェースに変更されました。
Firefox 3.6 でのインタフェース | Firefox 4 でのインタフェース | HTML 要素 |
HTMLSpanElement |
HTMLElement |
<abbr> , <acronym> , <address> , <b> , <bdo> , <big> , <blink> , <center> , <cite> , <code> , <dd> , <dfn> , <dt> , <em> , <i> , <kbd> , <listing> , <nobr> , <plaintext> , <s> , <samp> , <small> , <strike> , <strong> , <sub> , <sup> , , <tt> , <u> , <var> , <xmp> |
HTMLDivElement |
HTMLElement |
<noembed> , <noframes> , <noscript> |
HTMLWBRElement |
HTMLElement |
<wbr> |
wrap
DOM 属性を利用することで、<textarea>
要素の折り返しを
DOM によってコントロールできるようになりました。バグ 41464document.createElement()
を用いて作成されてドキュメントに追加された <script>
要素が、標準で HTML5 仕様に従って動作するようになりました。 src
属性で指定されたスクリプトは(順番を調整することはせずに)実行可能になりしだい実行され、src
属性で指定されていないスクリプトは同期的に実行されます。src
属性を持つ挿入されたスクリプトを挿入された順番で実行するには、それらに .async=false を指定します。
file
オブジェクトが url プロパティを提供するようになりました。file
オブジェクトに新しく click()
メソッドが追加されました。element.isContentEditable
プロパティが実装されました。document.currentScript
プロパティを用いることで、現在実行されている <script>
要素のスクリプトを判別できます。新しく追加された element.onbeforescriptexecute
および element.onafterscriptexecute
イベントは script 要素の実行前後に発生します。DragTransfer
オブジェクトに mozSourceNode
プロパティが追加されました。Selection
オブジェクトに selection.modify()
メソッドが追加されました。このメソッドを用いると、ブラウザウィンドウでの現在のテキスト選択範囲あるいはカーソル位置を簡単に変更できます。window.directories
オブジェクトと window.open
の directories
特性(これらは他のブラウザではサポートされていません)が 削除されました。代わりに personalbar
を利用してください。バグ 474058event.mozInputSource
プロパティが DOM ユーザインタフェースイベントに追加されました。この非標準プロパティを用いると、イベントを生成したデバイスのタイプを判別できます。document.onreadystatechange
イベントが実装されました。document.createElement
メソッドが Quirks モードでタグ名の前後の <
と >
を受け入れないようになりました。element.setCapture()
およびdocument.releaseCapture()
メソッドが追加され、これらを用いることで、指定要素で mousedown
イベントが発生した後にマウスが通常の追跡領域を越えても、マウスイベントを追い続けることができます。window.mozPaintCount
プロパティが追加されました。これを用いることで、何回ドキュメントが描画されたかを判定できます。これは Web アプリケーションのパフォーマンスをテストするときに役立ちます。window.navigator.appVersion
および window.navigator.userAgent
から言語トークンが削除されました。代わりに window.navigator.language
もしくは Accept-Language ヘッダ を利用してください。 バグ 572656mozResponseArrayBuffer
プロパティを用いると、レスポンスを文字列と同様 に JavaScript Typed Array として扱えます。mozPressure
プロパティが追加されました。このプロパティは圧力感知をサポートする入力デバイスでの圧力を示します。window.URL.createObjectURL()
および window.URL.revokeObjectURL()
メソッドを用いることで、ローカルファイルを参照する BLOB ("Binary Large OBject") URL を作成できます。DOMImplementation.createHTMLDocument()
メソッドを用いることで、新しい HTML 文書を作成できます。Node.mozMatchesSelector()
が指定セレクタ文字列が妥当ではない場合に正しくない false
を返すのではなく、SYNTAX_ERR
例外を投げるようになりました。element.style.fill = 'lime'
。詳細は element.style
を参照してください。privatebrowsingmode
属性 が追加されました。これはプライベートブラウジングがセッションで一時的であるか永続的であるかの状態を含む、プライベートブラウジングモードの状態を示します。window.getComputedStyle()
メソッドの 2 番目のパラメータが、他の主なブラウザと同様に省略可能になりました。StorageEvent
オブジェクトが仕様の最新版に合致するようになりました。window.setTimeout()
メソッドの最小遅延時間を設定するための dom.min_timeout_value が追加されました。
MozAfterPaint
イベントは、潜在的なセキュリティ問題があるため、デフォルトでは送られなくなりました。設定を変更することで有効にできます。JavaScript 1.8.5 で実装される変更の概要については、JavaScript 1.8.5の新機能 を参照してください。Firefox 4 における JavaScript は ECMASCript 5 標準へのさらなる順守となる予定です。
エラーコンソールは Firefox 4 からデフォルトで無効化されます。devtools.errorconsole.enabled 設定を
true
に変更し、ブラウザを再起動することで再び有効にすることができます。
Firefox 4 向けに既存の拡張を更新する上で役立つ Tips は、Updating extensions for Firefox 4 を参照してください。ここでは既存のアドオンの互換性を破壊する主な変更点のいくつかを取り上げているだけです。ですから、上記記事も必ず読んでください。
テーマ開発者であるならば、注意する必要がある重要な変更点を理解するために Theme changes in Firefox 4 を読むべきです。
Services.jsm
コードモジュールは preferences service や window mediator などのよく用いられているサービスへの参照を簡単に取得できるようにするゲッターを提供します。DownloadLastDir.jsm
コードモジュールは gDownloadLastDir
グローバル変数を提供します。この変数には最後のダウンロードが行われたディレクトリのパスを知るために利用可能な文字列が含まれています。このモジュールはプライベートブラウジングに対応しています。PerfMeasurement.jsm
コードモジュールは JavaScript コードにおける CPU レベルでのパフォーマンスデータを測定するための API を提供します。NetUtil.jsm
コードモジュールが readInputStreamToString()
メソッドを提供するようになりました。これを用いることで、ストリームが null 文字を含んでいても、ストリームから文字列に任意のバイトを読み出せます。ChromeWorker
いくつかの変更が <tabbrowser> 要素になされており、タブ機能の拡張に影響があります。アイコンタブのサポートに加えて、タブバーが標準ツールバーに統合されたという変更もあります。この変更によって、ユーザがツールバーボタンをそこへドラッグできるようになっています。
visibleTabs
プロパティが追加され、これを用いると、現在表示されているタブの配列を取得することができます。このことにより、現在のタブセットでどのタブが表示されているかを知ることができます。これは例えば、Firefox Panorama で利用されています。showOnlyTheseTabs
メソッドが追加されました。これは Firefox Panorama で用いられています。getIcon
メソッドが追加されました。これを用いると、<xul:browser>
要素から引っ張り出す必要無しに、 タブのファビコンを得ることができます。tabbrowser.tabs
プロパティが追加されました。これを用いると、簡単に <xul:tabbrowser>
要素内のタブの一覧を取得できます。pinTab
と unpinTab
メソッドが追加されました。これを用いると、タブのアイコン化およびタブのアイコン化の解除ができます(つまり、アイコンタブと通常タブを切り替えます)。getTabModalPromptBox
メソッドと <xul:tabbrowser>
要素の tabmodalPromptShowing
属性がタブモーダルアラートのサポートのために追加されました。<xul:popup>
要素がサポートされなくなりました。代わりに <xul:menupopup>
要素を使うべきです。(popup
要素を用い続けた場合、その要素にはもはや何の特別な意味もないため、不具合に遭遇するでしょう。例えば、<xul:menuseparator>
要素は <xul:popup>
要素内で用いたときに透明で表示される可能性があります。)<xul:menupopup>
XUL 要素に triggerNode
プロパティが追加されました。このプロパティはポップアップを開くイベントが起こったノードを示します。これは openPopup
メソッドに対するトリガーイベント引数の追加も必要とします。また、 anchorNode
プロパティも追加されました。このプロパティはポップアップが作成されたときに指定されたアンカーを返します。<xul:panel>
要素に fade
および flip
属性が追加されました。これらの属性は新しい "arrow" スタイル通知パネルの挙動を設定するために用いられます。リモート XUL がサポートされなくなりました。 これは HTTP を経由して供給される XUL ドキュメントにのみ影響します。 また、dom.
allow_XUL_XBL_for_file
の設定を作成して、その値を true に設定しない限り、
file://
URL 形式を用いた XUL 文書の読み込みも行えなくなります。しかしながら、ホワイトリスト機能を用いることで、特定ドメインのリモート XUL を読み込むことを許可できます。Remote XUL Manager 拡張 を用いると、このホワイトリストを管理できます。
readonly
属性がフィールドで正しく動作するようになりました。<xul:resizer>
要素でウィンドウをリサイズする代わりにリサイズする要素を指定できる element
属性を用いることができるようになりました。<xul:resizer>
要素に type
属性が追加され、これを用いることで、要素の変わりにウィンドウのリサイズグリップを指定し、ウィンドウのリサイズグリップが 2 度描画されることを防ぐことができます。:-moz-window-inactive
擬似クラスを利用してください。emptytext
属性は非推奨になりました。代わりに placeholder
を用いるべきです。<xul:popup>
要素はサポートされません。代わりに <xul:menupopup>
を持ちいるべきです。<xul:window>
要素が accelerated
属性を提供するようになりました。true の場合、ハードウェアレイヤーマネージャがウィンドウをアクセラレーションすることが許可されます。<xul:stack>
要素が bottom
と right
要素をサポートするようになりました。<xul:tree>
要素での alternatingbackground
属性はサポートされません。代わりに :-moz-tree-row
擬似クラスを利用できます。<xul:tabs>
要素に tabbox
プロパティが追加されました。これは古い _tabbox
プロパティを置き換えます。古い方のプロパティは非推奨です(そして決してドキュメント化されません)。<xul:window>
要素に drawintitlebar
属性が追加されました。この値が true であれば、
ウィンドウのコンテント領域にはタイトルバーが含まれており、タイトルバー内に描画することを許可します。TabPinned
および TabUnpinned
イベントが追加され、これを用いることで、タブがアイコン化したかアイコン化が解除されたかを検知できます。TabAttrModified
イベント はタブの label
、crop
、busy
、 image
、あるいは、selected
属性のいずれかが変化したときに送られます。<xul:tab>
要素に pinned
属性が追加されました。これを用いることで、タブが現在アイコン化されているかどうか判定できます。<xul:tree>
要素上の setDirectionIndicator
クラスは何もしないことがありましたが、一切利用されないようになりました。<xul:window>
要素に chromemargin
属性が追加され、これを用いることで、ウィンドウの両端のChrome とコンテントのマージンを設定できます。例えば、タイトルバーに描画するためにこれを用いることができます。<xul:window>
要素に disablechrome
属性が追加されました。これは about:addons のように
ブラウザ内 UI に表示するために用いるときにウィンドウで Chrome のほどんどを隠すために用いることができます。<xul:window>
要素に disablefastfind
属性が追加されました。これを用いることで、ウィンドウ内のページ内検索バーを無効にできます。このときコンテント内でページ検索バーはサポートされません。例えば、これはアドオンパネルで使われています。<xul:toolbar>
要素の toolboxid
プロパティを設定することで、以前のように <xul:toolbox>
要素のメンバーとして扱うことができます。また、<xul:toolbox>
要素に externalToolbars
プロパティが追加されました。このプロパティによって、そのツールボックスのメンバーとして扱われるツールバーのすべての一覧を取得できます。about:addons
がこれを用いています。mozIStorageBindingParamsArray
インタフェースが 配列であるmozIStorageBindingParams
オブジェクトの数を示す length 属性を持つようになりました。mozIStorageStatement
の メソッド bindParameters が 指定された mozIStorageBindingParamsArray
が空のときにエラーを返すようになりました。mozIStorageConnection.clone()
メソッドが追加されました。これを用いると、存在するデータベース接続を複製できます。mozIStorageConnection.asyncClose()
が追加されました。これを用いると、非同期にデータベース接続を閉じることができます。クローズ処理が完了したときに通知されるコールバックを指定します。mozIStorageConnection.setGrowthIncrement()
メソッドが追加されました。これを用いると、SQLite のフラグメンテーションを減らすことを助けるために、データベースファイルでの一度の増加量を指定できます。SQLITE_CONSTRAINT
エラーが NS_ERROR_FAILURE
の代わりに NS_ERROR_STORAGE_CONSTRAINT
を報告するようになりました。以下から参照できる特定の変更に加えて、凍結されたインタフェースが一切無くなったという重要な変更もあります。すべてのインタフェースは非凍結となっています。ドキュメンテーションに書いていることに関わらずです。ドキュメンテーションを後ほど更新する予定です。
__parent__ の一般的用途を置き換えます。
nsINavHistoryResult
、nsINavHistoryQueryOptions
、およびnsINavHistoryContainerResultNode
インタフェースにいくつかの変更があります。より大きな変更は、nsINavHistoryResultViewer
インタフェースが nsINavHistoryResultObserver
に改名されたことです。places-connection-closed
通知は Places サービスが自身のシャットダウンプロセスを完了したときを知るために利用可能です。<menupopup type="places">
のサポートが削除されました。代わりに、以前は自動で行なわれていた Places の情報を持つメニューを手動で作成して配置する必要があります。詳細はメニュービューを用いて Places 情報を表示するを参照してください。nsIDocShell
and nsIWebBrowser
interfaces now have a new isActive
attribute, which is used to allow optimization of code paths for documents that aren't currently visible.nsIMemory
method nsIMemory.isLowMemory()
has been deprecated. You should use "memory-pressure" notifications to watch for low memory situations instead.nsIChannelEventSink.onChannelRedirect()
needs to be updated to use nsIChannelEventSink.asyncOnChannelRedirect()
instead. This accepts a callback handler that must be called when a redirect is successfully completed.nsINavHistoryResultObserver.batching()
method has been added, providing a way to group Places operations into batches, reducing the number of update notifications delivered, which can improve performance when observers are performing relatively involved tasks (such as refreshing views).nsIPref
interface has finally been removed. If you haven't already switched to nsIPrefService
, now is the time.nsISessionStore
and nsISessionStartup
interfaces received changes to support on-demand session restore. See the nsISessionStore.restoreLastSession()
method.nsIPrincipal
methods nsIPrincipal.subsumes()
and nsIPrincipal.checkMayLoad()
, as well as its origin
, csp
, and URI
attributes, are now available from script; previously they were only available from native code.nsIPrompt
interface now supports tab-modal alerts; see Using tab-modal prompts for details.nsIEffectiveTLDService.getPublicSuffixFromHost()
method now correctly rejects host name starting with a period (".").mozIJSSubScriptLoader.loadSubScript()
method now has an optional argument allowing you to specify the character set of the script; if one is not provided, ASCII is assumed (as was always assumed previously).nsIAccessProxy
interface has been removed. It was an implementation detail that has outlived its usefulness.nsIContentView
and nsIContentViewManager
interfaces have been added for Firefox Mobile. It represents a scrollable content view whose contents are actually drawn by a separate process.nsIDiskCacheStreamInternal
interface has been added.nsIExternalURLHandlerService
interface has been added.nsISyncJPAKE
interface has been added. See bug 601645.nsIDocShell
および nsIWebBrowser
インタフェースに新しく isActive
属性が追加されました。これは現在表示されていないドキュメントのためにコードパスを最適化することを許可するために用いることができます。nsIMemory
のメソッドである isLowMemory()
は非推奨になりました。低メモリ状況を監視するには "memory-pressure" 通知 を用いることが推奨されます。nsIChannelEventSink.onChannelRedirect()
を用いてリダイレクトを扱う実装を行なっているコードは {ifmethod("nsIChannelEventSink", "asyncOnChannelRedirect")} } を代わりに用いて更新する必要があります。これはリダイレクトが正常に完了したときに呼び出されるコールバックハンドラを受け入れます。nsINavHistoryResultObserver.batching()
メソッドが追加されました。このメソッドは Places 操作をバッチにグループ化する方法を提供し、送られてくる更新通知の数を減少させ、その結果、オブザーバが(ビューをリフレッシュするような)相対的にタスクを追加するときのパフォーマンスを向上させます。nsIPref
インタフェースがついに削除されました。まだ nsIPrefService
に移行していないなら、今がそのときです。nsISessionStore
および nsISessionStartup
インタフェースがユーザの要求に応じたセッションリストアのサポートへの変更を受けとるようになりました。nsISessionStore.restoreLastSession()
メソッドを参照してください。nsIPrincipal
のメソッドである nsIPrincipal.subsumes()
および nsIPrincipal.checkMayLoad()
が origin
、csp、
および URI
属性同様に、スクリプトから利用可能になりました。以前はこれらはネイティブコードからのみ利用可能でした。nsIPrompt
インタフェースがタブモーダルアラートをサポートするようになりました。詳細はタブモーダルプロンプトの利用を参照してください。nsIEffectiveTLDService.getPublicSuffixFromHost()
メソッドがピリオド (".") で始まるホスト名を正しく拒否するようになりました。omni.jar
にまとめられました。これにより、 I/O が減少し、その結果、起動パフォーマンスが向上しています。詳細は omni.jar についてを読んでください。accessibility.disablecache
設定はサポートされなくなりました。これはデバッグ目的で公開されており、もはや用いられません。chrome.manifest
ファイルだけが読み込まれるようになりました。 2 つ以上のマニフェストファイルを読み込む必要がある場合は、ルートの chrome.manifest
でそれらを読み込むために manifest
コマンドを使用できます。browser.gesture.swipe.down
を cmd_scrollBottom
にし、browser.gesture.swipe.up
を cmd_scrollTop
に設定してください。