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このページでは、開発者に影響する Firefox 90 の変更点をまとめています。Firefox 90 は、米国時間 2021 年 7 月 13 日にリリースされました。
Mozilla Hacks の Getting lively with Firefox 90 もご覧ください。
-webkit-image-set()
を、標準化された {{cssxref("image/image-set()")}} 関数の別名として実装しました ({{bug(1709415)}})。in
演算子を、プライベートなメソッドやフィールドが定義されているかの確認 に使用できるようになりました。これはコードを try/catch
で包むこととは対照的に、未定義の可能性がある機能をよりコンパクトな方法で扱うことができます ({{bug(1648090)}})。Intl.DateTimeFormat()
コンストラクター のオプションとして指定する独自の日付や時刻のフォーマットに、dayPeriod
を含めることが可能になりました。これは、1 日のうちのおおまかな時間帯 (例えば "朝" や "夜" など) を narrow
、short
または long
の文字列として含めることを示します ({{bug(1645115)}})。at()
を Array
、String
、TypedArray
グローバルオブジェクトに追加しました ({{bug(1681371)}})。Sec-Fetch-*
) をサポートしました。これらのヘッダーは、リクエストが同一オリジン、クロスオリジン、同一サイト、ユーザー起動であるかや、リクエストデータをどこでどのように使用するかといった、リクエストに関する追加のコンテキストをサーバーに提供します。これは、サーバーがいくつかの種類のクロスオリジン攻撃を軽減できます ({{bug(1695911)}})。WheelEvent.wheelDelta
、WheelEvent.wheelDeltaX
、WheelEvent.wheelDeltaY
をサポートしました。これにより最近行った WheelEvent
の互換性向上により問題が発生したごく一部のページが、Firefox で動作するようになります ({{bug(1708829)}})。matrix
プロトコルをサポートして、{{domxref('Navigator.registerProtocolHandler()')}} メソッドへ有効なスキームとして渡すことが可能になりました。WebDriver:GetWindowHandles
コマンドを、アンロードされたタブを適切に扱うように修正しました ({{bug(1682062)}})。WebDriver:NewSession
コマンドを、proxy
機能が空の場合でも常に返すように修正しました ({{bug(1710935)}})。ftpProxy
能力を評価しなくなりました。また、この能力を使用したときに invalid argument
エラーが発生するようになりました ({{bug(1703805)}})。matrix
URI スキームをサポートして、拡張機能の manifest.json
で protocol_handlers
キーでプロトコルとして定義できるようになりました。{{Firefox_for_developers(89)}}