--- title: Mozilla プロジェクトでの Pontoon の実装 slug: Mozilla/Implementing_Pontoon_in_a_Mozilla_website tags: - Localization translation_of: Mozilla/Implementing_Pontoon_in_a_Mozilla_website ---

Pontoon は、ウェブベースの WYSIWYG (What-You-See-Is-What-You-Get) ローカライゼーション (localization, l10n) ツールです。Mozilla では、現在 Pontoon を使用して、さまざまな Mozilla プロジェクトや、Gaia という名前で知られる Firefox OS アプリのインターフェイスをローカライズしています。Pontoon は非常にシンプルで直感的なツールで、ローカライズする利用者に技術的なスキルをあまり要求しないため、プロジェクトのローカライズ版を短時間で公開することができるようになります。この記事では、Pontoon をあなたの Mozilla プロジェクトに導入する方法について話します。

Pontoon の改善に興味がありますか? ぜひ GitHub を訪れてみてください。

プロジェクトをローカライズするのは初めてですか? wiki で getting your project localized を読んでみてください。

A. プロジェクトをローカライズ可能にする

以下のことがらはすでに Mozilla でのプロジェクトのローカライズにおける標準のベストプラクティスだとみなされていますが、リマインダーとしてここでもう一度軽く説明しておくのもいいでしょう。

  1. 少なくとも1つのローカライゼーションフレームワーク (gettext, XLIFF, L20n, lang, properties など) に対応させる。
  2. ローカライズ可能な文字列をリソースファイルとして抽出する。
  3. リソースファイルをリポジトリ (SVN, HG, Git) にプッシュする。
  4. Pontoon にリポジトリへの書き込み権限を与える。

B. (オプション) ウェブプロジェクトでページ内ローカライゼーションを有効にする

  1. HTML の <body> 要素内でスクリプトへのリンクを貼ります。これにより Pontoon がサイトとお話したり、コンテンツを編集したり、その場でローカライズできるようになります。そのために必要なのは、ページ内ローカライゼーションを利用する環境 (たとえば、ステージングサーバー上) で、次のコードを追加することだけです。
  2. もしサイトが CSP を使用している場合、pontoon.mozilla.org ドメインに対して、次の操作が許可されるようにしてください。
    1. 内部での iframe の読み込み
    2. リモートの CSS の読み込み
    3. リモートの画像の読み込み
  3. もしサイトが X-Frame-Options ヘッダを使用している場合、pontoon.mozilla.org ドメインに対して iframe の内部での読み込みが許可されるようにしてください。
  4. サイトを HTTPS に対応させてください。フリーで自動化できるオープンなサービス、Let's encrypt! を使いましょう!

C. プロジェクトを Pontoon に追加する

これで、プロジェクトを Pontoon に追加する準備ができました。Localization Infrastructure and Tools :: Administration / Setup にバグ報告としてファイルを作り、以下の情報を知らせてください。

さらに詳しい情報については、Project Management Team に相談してください。