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以下のリストは Gecko で使用されるアクセシブル role です。Role 定数 は nsIAccessibleRole インタフェースで定義されています。

ROLE_NOTHING
accessible アイテムが、明確に定義された role を持っていない場合に使用されます。
ROLE_TITLEBAR
ウィンドウのタイトルバーまたはキャプションバーを表します。これは MSAA のみで使用されるため、MS Windows によって自動的にサポートされます。
ROLE_MENUBAR
ユーザによって選択された (ウィンドウのタイトルバーのすぐ下に位置するか、Mac OS X では画面最上部) メニューバーを表します。
ROLE_SCROLLBAR
垂直または水平スクロールバーを表します。クライアント領域の一部か、コントロール内で使用されます。
ROLE_GRIP
特別なマウスポインタを表します。ウィンドウなどのユーザインタフェース要素をユーザに操作させます。例えば、ユーザがウィンドウ右下隅のサイズ変更グリップをクリックし、そのサイズを変更するためにドラッグします。
ROLE_SOUND
システムサウンドを表します。様々なシステムイベントに関連付けられます。
ROLE_CURSOR
システムのマウスポインタを表します。
ROLE_CARET
システムのキャレットを表します。
ROLE_ALERT
ユーザに注意を促す alert または condition を表します。支援技術は一般的に、この role を広告するコンテナの全スクリーン上のコンテンツを読むことによって、role に反応します。警告ダイアログなどで使用してください。
ROLE_WINDOW
ウィンドウ枠を表します。タイトルバーやクライアント、ウィンドウに含まれる他のオブジェクトなどの子オブジェクトを含みます。この role は MS Windows によって自動的にサポートされます。
ROLE_INTERNAL_FRAME
サブドキュメントです。
ROLE_MENUPOPUP
メニューを表します。実行する操作をユーザに選択させるための、オプションの一覧を提供します。
ROLE_MENUITEM
メニュー項目を表します。実行するコマンドやオプションをユーザに選択させるための、メニュー内のエントリです。
ROLE_TOOLTIP
役立つヒントを提供するツールチップを表します。一般的にマウスカーソルの位置に表示されます。
ROLE_APPLICATION
アプリケーションのメインウィンドウを表します。
ROLE_DOCUMENT
ドキュメントウィンドウを表します。ドキュメントウィンドウは常にアプリケーションウィンドウ内に含まれます。
ROLE_PANE
フレームウィンドウやドキュメントウィンドウ内のペインを表します。ユーザは他のペインと現在のペインのコンテンツ内の間を移動できますが、異なるペイン内の項目間は移動できません。このように、ペインはフレームウィンドウやドキュメントより下位、個々のコントロールよりも上位のグループレベルを表します。
ROLE_CHART
データの提供に使用されるグラフィカルな画像を表します。
ROLE_DIALOG
ダイアログボックスまたはメッセージボックスを表します。
ROLE_BORDER
ウィンドウの境界線を表します。
ROLE_GROUPING
その他のオブジェクトを論理的にグループ化します。
ROLE_SEPARATOR
separator メニュー項目やウィンドウ内のペインを分割するバーなど、空間を二つの領域に視覚的に分割するために使用されます。
ROLE_TOOLBAR
ツールバーを表します。よく使用される機能への簡単なアクセスを提供するコントロール (プッシュボタンやトグルボタン) のグループです。
ROLE_STATUSBAR
ステータスバーを表します。現在の操作やアプリケーションの状態、選択したオブジェクトについての情報を表示する、ウィンドウ下部の領域です。ステータスバーには異なる種類の情報を表示する複数のフィールドがあります。
ROLE_TABLE
セルの行と列を含むテーブルを表します。また、任意で行ヘッダと列ヘッダが含まれます。
ROLE_COLUMNHEADER
列ヘッダを表します。テーブルの列のための視覚的なラベルを提供します。
ROLE_ROWHEADER
行ヘッダを表します。テーブルの行のための視覚的なラベルを提供します。
ROLE_COLUMN
テーブル内のセルの列を表します。
ROLE_ROW
テーブル内のセルの行を表します。
ROLE_CELL
テーブル内のセルを表します。
ROLE_LINK
何かへのリンクを表します。このオブジェクトはテキストやグラフィックで表現されますが、ボタンのように動作します。
ROLE_HELPBALLOON
ツールチップやヘルプバルーンのフォーム内のヘルプトピックを表示します。
ROLE_CHARACTER
Microsoft Office アシスタントなどのアニメのようなグラフィックオブジェクトを表します。アプリケーションのヘルプをユーザに提供するために表示されます。
ROLE_LIST
リストボックスを表します。ユーザは一個以上の項目を選択できます。
ROLE_LISTITEM
リスト内の項目を表します。
ROLE_OUTLINE
ツリービューコントロールなどのアウトライン構造またはツリー構造を表します。階層的なリストを表示し、ユーザは下層の展開と折り畳みができます。
ROLE_OUTLINEITEM
アウトライン構造やツリー構造内の項目を表します。
ROLE_PAGETAB
ページタブを表します。これはページタブリストの子要素です。
ROLE_PROPERTYPAGE
プロパティシートを表します。
ROLE_INDICATOR
現在の項目を指し示すポインタ画像などのインジケータを表します。
ROLE_GRAPHIC
画像を表します。
ROLE_STATICTEXT
他のコントロールのためのラベルやダイアログボックス内の説明など、読み取り専用テキストを表します。静的テキストは変更や選択ができません。
ROLE_TEXT_LEAF
選択可能なテキストを表します。編集したり読み取り専用にできます。
ROLE_PUSHBUTTON
プッシュボタンコントロールを表します。
ROLE_CHECKBUTTON
チェックボックスコントロールを表します。
ROLE_RADIOBUTTON
オプションボタンを表します。ラジオボタンとも呼ばれています。これは排他的なグループの一つです。すべてのオブジェクトは、この属性を持つ一つの親要素を共有しており、一つの排他的なグループの一部と仮定されます。
ROLE_COMBOBOX
コンボボックスを表します。予め選択されたセットを提供するリストボックスに関連付けられた編集コントロールです。
ROLE_DROPLIST
カレンダーコントロールを表します。
ROLE_PROGRESSBAR
進捗バーを表します。ユーザに作業中の操作の現在の達成度を表示します。
ROLE_DIAL
ユーザに値を設定させるダイアルまたはノブを表します。
ROLE_HOTKEYFIELD
ホットキーフィールドを表します。ユーザに連続したキーストロークや、その組み合わせを入力させます。
ROLE_SLIDER
スライダを表します。ユーザに最小値と最大値の間に与えられた値を設定させます。
ROLE_SPINBUTTON
スピンボックスを表します。ユーザに表示された値を増減させるコントロールです。これはスピンボックスに関連付けられた別の "仲間" コントロール内に表示されます。
ROLE_DIAGRAM
ダイアグラムデータに使用される、グラフィカルな画像を表します。
ROLE_ANIMATION
アニメーションコントロールを表します。連続したビットマップフレームを表示するコントロールなど、時間毎に変わるコンテンツを含みます。
ROLE_EQUATION
数式を表します。これは MATHML によって使用されます。
ROLE_BUTTONDROPDOWN
項目のリストをドロップダウン表示するボタンを表します。
ROLE_BUTTONMENU
メニューをドロップダウン表示するボタンを表します。
ROLE_BUTTONDROPDOWNGRID
グリッドをドロップダウン表示するボタンを表します。
ROLE_WHITESPACE
オブジェクト間の空白を表します。
ROLE_PAGETABLIST
ページタブコントロールのコンテナを表します。
ROLE_CLOCK
時刻を表示するコントロールを表します。
ROLE_SPLITBUTTON
ツールバー上のボタンを表します。ドロップダウンリストアイコンがボタンのすぐ隣にあります。
ROLE_IPADDRESS
IP (Internet Protocol) アドレスを入力するための編集コントロールを表します。編集コントロールは入力部分が IP アドレスの数値ごとに区切られています。
ROLE_ACCEL_LABEL
アクセラレータを持つラベルコントロールを表します。
ROLE_ARROW
主要な 4 方向の矢印のうちの一つを表します。
ROLE_CANVAS
イベントの発生とトラップに使用されるコントロールを表します。
ROLE_CHECK_MENU_ITEM
チェックボックス付きのメニュー項目を表します。
ROLE_COLOR_CHOOSER
ユーザに色を選択させる特別なダイアログを表します。
ROLE_DATE_EDITOR
ユーザに日付を編集させるためのコントロールを表します。
ROLE_DESKTOP_ICON
ROLE_DESKTOP_PANE 内のアイコン化された内部フレーム。
ROLE_DESKTOP_FRAME
デスクトップペイン。内部フレームと、そのアイコン化されたバージョンをサポートするペイン。
ROLE_DIRECTORY_PANE
ディレクトリペイン。ユーザがディレクトリの内容を選択したり操作するためのペイン。ファイルの選択に使用されます。
ROLE_FILE_CHOOSER
ファイル選択ダイアログ。ディレクトリ内のファイルを表示してユーザにファイルを選択させたり、異なるディレクトリや特定のファイル名を閲覧させるための特別なダイアログ。ディレクトリの内容を表示するためにディレクトリペインを使用します。
ROLE_FONT_CHOOSER
フォント選択ダイアログ。フォント選択ダイアログは、ユーザに様々な属性のフォントを選択させるコンポーネントです。
ROLE_CHROME_WINDOW
フレーム role です。タイトルバー、境界線、メニューバーなどを持つトップレベルのウィンドウ。アプリケーションの最初のウィンドウとしてよく使用されます。
ROLE_GLASS_PANE
ガラスペイン。すべてのペインより前面に描かれることが保証されたペイン。
ROLE_HTML_CONTAINER
HTML のためのドキュメントコンテナ。このコンテナの子要素は document の内容を提供します。
ROLE_ICON
小さな固定サイズの画像。一般的にはコンポーネントの飾りに使用されます。
ROLE_LABEL
インターフェースのアイコンまたは短い文字列を提供します。
ROLE_LAYERED_PANE
階層化ペイン。子要素をスタック順の外観を提供しているレイヤー内に描画する特別なペイン。通常は、ウィンドウ内のほとんどの視覚的なコンポ―テントとメニューバーを保持するペインです。
ROLE_OPTION_PANE
ダイアログの内側で最初に使用される特別なペイン。
ROLE_PASSWORD_TEXT
パスワードなど、テキストの内容がユーザに分からないように表示されるテキストオブジェクトです。
ROLE_POPUP_MENU
ユーザに選択肢の一覧を提供する一時的なウィンドウ。ユーザが一覧から一つを選択すると隠されます。
ROLE_RADIO_MENU_ITEM
メニュー項目のラジオボタンです。
ROLE_ROOT_PANE
ルートペインです。ガラスペインや階層化ペインを子要素に持つ特別なペイン。この子要素にはスクロールバーやビューポートを含むことができます。
ROLE_SCROLL_PANE
スクロールペインです。大量の情報をユーザが順次表示できるオブジェクト。
ROLE_SPLIT_PANE
分割ペインです。同時に 2 つのパネルを提供する特別なパネル。2 つのパネルの間は、ユーザがその大きさを変更することができる仕切りになっています。
ROLE_TABLE_COLUMN_HEADER
テーブルの列のためのヘッダです。
ROLE_TABLE_ROW_HEADER
テーブルの行のためのヘッダです。
ROLE_TEAR_OFF_MENU_ITEM
着脱可能なメニュー項目です。
ROLE_TERMINAL
アクセシブルターミナルを表します。
ROLE_TEXT_CONTAINER
論理的なテキスト実体を構成するオブジェクトのコレクションです。
ROLE_TOGGLE_BUTTON
切り替えボタンです。チェックを入れたり外したりできる特別な押しボタン。現在の状態を示すインジケータは提供しません。
ROLE_TREE_TABLE
複数行のデータ表示を展開したり折り畳んだりできるコントロールを表します。複数列のデータも表示できます。
ROLE_VIEWPORT
ビューポートです。通常はスクロールペイン内で使用されるオブジェクト。ユーザが見ることができるデータ全体の一部分を提供します。ユーザがスクロールバーを操作してビューポートに表示する部分を変更できます。
ROLE_HEADER
ドキュメントページのヘッダです。
ROLE_FOOTER
ドキュメントページのフッタです。
ROLE_PARAGRAPH
テキストの段落です。
ROLE_RULER
ワープロなどで使用される定規です。
ROLE_AUTOCOMPLETE
エントリウィジェットに挿入する項目を含むダイアログあるいはリストを持つテキストエントリ。つまり、テキストエントリを補完する語のリストです。
ROLE_EDITBAR
ツールバー内の編集可能なテキストオブジェクト。
ROLE_ENTRY
ユーザによって入力または変更されるテキスト内容のコントロール。
ROLE_CAPTION
他のオブジェクトを説明するキャプションです。
ROLE_DOCUMENT_FRAME
ドキュメント内容の表示領域を含む視覚的なフレームまたはコンテナです。ドキュメントフレームは他のドキュメント実体内に発生します。この場合、2 番目のドキュメントは包含する実体内に埋め込まれます。大抵の HTML フレームは ROLE_DOCUMENT_FRAME です。このオブジェクトや単体の子孫は Document インタフェースを実装します。
ROLE_HEADING
見出しです。
ROLE_PAGE
ドキュメント内容のページを表すオブジェクト。ユーザがページを基準にしてアクセスするドキュメント内で使用されます。
ROLE_SECTION
ドキュメント内容のコンテナです。
ROLE_REDUNDANT_OBJECT
アクセシブルな階層内の他のオブジェクトと重複するオブジェクト。支援技術 (AT)は、この role を持つオブジェクトを無視します。
ROLE_FORM
フォームコントロールのコンテナです。
ROLE_IME
キーボード上に無い文字を入力するために使用されるオブジェクト。例えば、英語キーボードで中国語を入力する場合など。
ROLE_APP_ROOT
???
ROLE_PARENT_MENUITEM
メニュー項目を表します。これはユーザが選択して別のメニューを表示できるメニュー内のエントリです。
ROLE_CALENDAR
ユーザに日付を選択させるカレンダーです。
ROLE_COMBOBOX_LIST
コンボボックスによって表示される項目のリストです。
ROLE_COMBOBOX_OPTION
コンボボックスによって表示されるリストの項目です。
ROLE_IMAGE_MAP
イメージマップです。子リンクを表す領域を持ちます。
ROLE_OPTION
リストボックス内のオプションです。
ROLE_RICH_OPTION
リストボックス内のリッチオプションです。他のウィジェットを子要素として持つことができます。
ROLE_LISTBOX
オプションのリストです。

編注: ROLE_ のテンプレートを使用してアクセシブル role への参照を取得してください。ROLE_MENUITEM のように表示されます。