--- title: CanvasRenderingContext2D.clearRect() slug: Web/API/CanvasRenderingContext2D/clearRect translation_of: Web/API/CanvasRenderingContext2D/clearRect ---
{{APIRef}}

CanvasRenderingContext2D.clearRect() は、座標 (x, y) を始点とする大きさ (width, height) の領域を、透明色(透明な黒)で塗りつぶします。領域内に描画されていたすべてのコンテンツは消去されます。

文法

void ctx.clearRect(x, y, width, height);

引数

x
矩形領域の始点のX座標を指定します。
y
矩形領域の始点のY座標を指定します。
width
矩形領域の幅を指定します。
height
矩形領域の高さを指定します。

Usage notes

clearRect にちなんでよく起きる問題は 不適切なパスによって起きています。clearRect を呼んで新しいフレームを描画し始める前に {{domxref("CanvasRenderingContext2D.beginPath", "beginPath()")}} を呼ぶのを忘れないようにして下さい。

訳注:
clearRect() 自体の動作にパスの設定は関係ありません。「clearRect()の後はbeginPath()を呼ばなければならない」というルールはありません。この注釈は「キャンバスをクリアした後って大体新しいフレームを描画しようとするよね。そのときに beginPath() し忘れておかしなことになっているのを clearRect() のせいにしないようにね」ということを言いたいのだと思います。

使用例

clearRect の使い方

clearRect メソッドを使用する単純な例です。

HTML

<canvas id="canvas"></canvas>

JavaScript

var canvas = document.getElementById('canvas');
var ctx = canvas.getContext('2d');

ctx.beginPath();
ctx.moveTo(20, 20);
ctx.lineTo(200, 20);
ctx.lineTo(120, 120);
ctx.closePath(); // パスが閉じるので、三角形の最後の辺も描画される。
ctx.stroke();

ctx.clearRect(10, 10, 100, 100);

// キャンバス全体を消去するには、以下のようにします。
// ctx.clearRect(0, 0, canvas.width, canvas.height);

以下のコードを編集して、変更がどのように適用されるか試してみてください。

{{EmbedLiveSample('Playable_code', 700, 400)}}

仕様

Specification Status Comment
{{SpecName('HTML WHATWG', "scripting.html#dom-context-2d-clearrect", "CanvasRenderingContext2D.clearRect")}} {{Spec2('HTML WHATWG')}}  

ブラウザ間の互換性

{{Compat("api.CanvasRenderingContext2D.clearRect")}}

関連項目