--- title: MessageEvent slug: Web/API/MessageEvent tags: - API - WebSockets - リファレンス translation_of: Web/API/MessageEvent ---

{{APIRef("HTML DOM")}}

MessageEvent インターフェースは対象のオブジェクトから受け取ったメッセージを表します。

次のメッセージを表すために使用されます。

このイベントによって引き起こされるアクションは、対応する {{event("message")}} イベント (例えば、 上記の onmessage ハンドラーを使ったもの) のイベントハンドラーとして設定された関数の中で定義されています。

{{AvailableInWorkers}}

コンストラクター

{{domxref("MessageEvent.MessageEvent", "MessageEvent()")}}
新しい MessageEvent を作成します。

プロパティ

このインターフェースは親 {{domxref("Event")}} からプロパティを継承します。

{{domxref("MessageEvent.data")}} {{readonlyInline}}
メッセージエミッターによって送信されたデータ。
{{domxref("MessageEvent.origin")}} {{readonlyInline}}
メッセージエミッターの出所を表す {{domxref("USVString")}} 。
{{domxref("MessageEvent.lastEventId")}} {{readonlyInline}}
イベントの一意の ID を表す {{domxref("DOMString")}} 。
{{domxref("MessageEvent.source")}} {{readonlyInline}}
({{domxref("WindowProxy")}}、 {{domxref("MessagePort")}}、 もしくは {{domxref("ServiceWorker")}} オブジェクトの場合がある)  MessageEventSource で、メッセージエミッターを表します。
{{domxref("MessageEvent.ports")}} {{readonlyInline}}
メッセージが送信される (例えば、channel messaging や shared worker にメッセージを送信した場合) チャネルと対応したポートを表す {{domxref("MessagePort")}} オブジェクトの配列です。 

メソッド

このインターフェースは親 {{domxref("Event")}} から継承します。

{{domxref("MessageEvent.initMessageEvent()")}} {{deprecated_inline}}
メッセージイベントを初期化します。これ以上このメソッドを使用しないでください。代わりに、{{domxref("MessageEvent.MessageEvent", "MessageEvent()")}} コンストラクターを使用してください。

 基礎的な shared worker の例 (run shared worker) の中では、2 つの HTML ページがあり、それぞれのページが単純な計算をする JavaScript を実行しています。異なるスクリプトが計算を実行するために同一の worker ファイルを使用しています。ページの異なるウィンドウ内で動作していても、どちらのスクリプトも worker ファイルにアクセスできます。

次のコードスニペットは、{{domxref("SharedWorker.SharedWorker", "SharedWorker()")}} コンストラクターで SharedWorker  オブジェクトの作成を示します。どちらのスクリプトもこれを含んでいます。

var myWorker = new SharedWorker('worker.js');

次にどちらのスクリプトも {{domxref("SharedWorker.port")}} プロパティで作成された {{domxref("MessagePort")}} オブジェクトを通して worker にアクセスします。onmessage event が addEventListener で加えられると、start() メソッドでポートは手動で開きます。

myWorker.port.start();

ポートが開くと、どちらのスクリプトも worker にメッセージを送信し、送信されたメッセージを port.postMessage() と port.onmessage でそれぞれ処理します。

first.onchange = function() {
  myWorker.port.postMessage([first.value,second.value]);
  console.log('Message posted to worker');
}

second.onchange = function() {
  myWorker.port.postMessage([first.value,second.value]);
  console.log('Message posted to worker');
}

myWorker.port.onmessage = function(e) {
  result1.textContent = e.data;
  console.log('Message received from worker');
}

worker の内部では、同一のポートに接続するために {{domxref("SharedWorkerGlobalScope.onconnect")}} ハンドラーを使っています。その worker と対応したポートは、{{event("connect")}} イベントの ports プロパティで接続可能です。その後、ポートを開くために {{domxref("MessagePort")}} の start() メソッドを、メインのスレッドから送信されたメッセージを処理するためにonmessage ハンドラーを使用します。

onconnect = function(e) {
  var port = e.ports[0];

  port.addEventListener('message', function(e) {
    var workerResult = 'Result: ' + (e.data[0] * e.data[1]);
    port.postMessage(workerResult);
  });

  port.start(); // Required when using addEventListener. Otherwise called implicitly by onmessage setter.
}

仕様

仕様書 策定状況 コメント
{{SpecName('HTML WHATWG', "#messageevent", "MessageEvent")}} {{Spec2('HTML WHATWG')}}  

ブラウザの互換性

{{Compat("api.MessageEvent")}}

関連情報