--- title: 実効値 slug: Web/CSS/actual_value tags: - CSS - Guide - Reference - ガイド translation_of: Web/CSS/actual_value ---
{{CSSRef}}

CSS プロパティの実効値 (actual value) は、すべての必要な推定が適用された後の使用値 (used value) です。例えば、境界を整数値のピクセル幅でしか描けない{{glossary("user agent", "ユーザーエージェント")}}は、境界の太さを近似値の整数に丸めるかもしれません。

プロパティの実効値の計算

{{glossary("user agent", "ユーザーエージェント")}}はプロパティの実効値 (最終値) を4段階で計算します。

  1. 最初に指定値 (specified value) が、カスケード継承初期値の使用の何れかによって決定されます。
  2. 次に、仕様に従って計算値 (computed value) が計算されます (例えば、 position: absolute の付いた span は、計算で displayblock に変わります)。
  3. 最後に、レイアウトが計算され、結果として使用値になります。
  4. 最後に、使用値がローカルの環境の制約によって変換され、結果として実効値になります。

仕様書

仕様書 状態 備考
{{SpecName('CSS2.1', 'cascade.html#actual-value', 'actual value')}} {{Spec2('CSS2.1')}} 初回定義。

関連情報