--- title: element() slug: Web/CSS/element tags: - CSS - CSS 関数 - CSS4-images - 関数 - レイアウト - Reference - ウェブ translation_of: Web/CSS/element() original_slug: Web/CSS/element() browser-compat: css.types.image.element --- {{CSSRef}}{{SeeCompatTable}} **`element()`** は [CSS](/ja/docs/Web/CSS) の[関数](/ja/docs/Web/CSS/CSS_Functions)で、任意の HTML 要素から生成された {{cssxref("<image>")}} 値を定義します。この画像は動的で、HTML 要素が変更されると、この関数の結果を使う CSS プロパティが自動的に更新されます。 特に便利な使い道としては、HTML の {{HTMLElement("canvas")}} 要素の画像を背景に使うというものです。 Gecko ブラウザーでは、標準外の {{domxref("document.mozSetImageElement()")}} メソッドで背景として使われる要素を既定の CSS の背景要素と取り替えることができます。 ## 構文 ```css element(id) ``` ここで: - _id_ - : 背景として使う要素の ID です。要素の HTML 属性 #_id_ に定義されているものです。 ## 例 この例を[ライブで見る](https://media.prod.mdn.mozit.cloud/samples/cssref/moz-element.html)には、`-moz-element()` に対応している Firefox が必要です。

いくらか現実的な例

この例では hidden 状態の {{HTMLElement("div")}} を背景に使います。背景要素はグラデーションを使うだけでなく、背景の一部として描画されるテキストも含んでいます。 ```html

This box uses the element with the #myBackground1 ID as its background!

This text is part of the background. Cool, huh?

``` "myBackground1" という ID を持つ {{HTMLElement("div")}} 要素が、"This box uses the element with the #myBackground1 ID as its background!" という段落を含むコンテンツの背景に使われています。 ![](example1.png)

いくらか突飛な例

この例は hidden 状態の {{HTMLElement("button")}} 要素を、背景の繰り返しパターンとして使います。これは、好きな要素を背景として使うことができるという例ですが、すぐれたデザインとはいえないかもしれません。 ```html
``` ![](example2.png) ## 仕様書 {{Specifications}} ## ブラウザーの互換性 {{Compat}} ## 関連情報 - {{cssxref("image/image()", "image()")}} - {{cssxref("image/image-set()", "image-set()")}} - {{cssxref("<image>")}} - {{cssxref("<gradient>")}} - {{cssxref("element()")}} - {{cssxref("cross-fade()")}} - {{domxref("document.mozSetImageElement()")}}