--- title: セレクターリスト slug: Web/CSS/Selector_list tags: - CSS - セレクター - セレクターリスト browser-compat: css.selectors.list translation_of: Web/CSS/Selector_list --- {{CSSRef}} CSS の **セレクターリスト** (selector list) (`,`) は,すべての一致するノードを選択します。 ```css /* すべての一致する要素を選択 */ span, div { border: red 2px solid; } ``` スタイルシートの大きさを縮小するために、グループセレクターをカンマ区切りのリストにすることができます。 ## 構文 ```css element, element, element { スタイルプロパティ } ``` ## 例 ### 単一行のグループ化 カンマ区切りのリストを使用して単一行にしたグループ化セレクターです。 ```css h1, h2, h3, h4, h5, h6 { font-family: helvetica; } ``` ### 複数行のグループ化 カンマ区切りのリストを使用して複数行にしたグループ化セレクターです。 ```css #main, .content, article { font-size: 1.1em; } ``` ### セレクターリストの無効化 セレクターリストを使用する欠点は、以下のものが等価ではないことです。 ```css h1 { font-family: sans-serif } h2:maybe-unsupported { font-family: sans-serif } h3 { font-family: sans-serif } ``` ```css h1, h2:maybe-unsupported, h3 { font-family: sans-serif } ``` これは、セレクターリスト内に未対応のセレクターが一つでもあった場合は、ルール全体が無効化されてしまうためです。 この対策方法としては、 {{CSSxRef(":is", ":is()")}} や {{CSSxRef(":where", ":where()")}} セレクターを使用すれば、セレクターリストを寛容に受け止めることができます。こうすると、リスト内の無効なセレクターは無視しますが、有効なセレクターは受け入れます。 ```css h1 { font-family: sans-serif } h2:maybe-unsupported { font-family: sans-serif } h3 { font-family: sans-serif } ``` ```css :is(h1, h2:maybe-unsupported, h3) { font-family: sans-serif } ``` ## 仕様書 {{Specifications}} ## ブラウザーの互換性 {{Compat}} ## 関連情報 - The {{CSSxRef(":is", ":is()")}} {{Experimental_Inline}} および {{CSSxRef(":where", ":where()")}} {{Experimental_Inline}} 擬似クラスは、セレクターリストを寛容に受け入れます。