HTML の 上付き文字要素 (<sup>
) は、表記上の理由で上付き文字として表示するべき行内文字列を指定します。上付き文字は普通、小さめのテキストを使用して高いベースラインで表示されます。
コンテンツカテゴリ | フローコンテンツ, 記述コンテンツ, 知覚可能コンテンツ |
---|---|
許可されている内容 | 記述コンテンツ |
タグの省略 | {{no_tag_omission}} |
許可されている親要素 | 記述コンテンツを受け入れるすべての要素 |
暗黙の ARIA ロール | 対応するロールなし |
許可されている ARIA ロール | すべて |
DOM インターフェイス | {{domxref("HTMLElement")}} |
この要素にはグローバル属性のみがあります。
<sup>
要素は、単純に表現や表示の結果を得るためではなく、表記規則上の理由、つまり、表記上の習慣や規則でテキストの位置を変更する必要がある場合にのみ使用してください。
例えば、高いベースラインを使用しているビジネスや製品の{{interwiki("wikipedia", "ワードマーク")}}をスタイル付けするには、 <sup>
ではなく CSS を使用してください (例えば {{cssxref("vertical-align")}})。例えば、 vertical-align: super
とするか、ベースラインを50%上げるのであれば、 vertical-align: 50%
とするかしてください。
<sup>
の適切な使用例には次のようなものがあります (但し、制約するものではありません)。
以下のようにべき乗は、上付き文字のもっとも一般的な使い方です。
<p>物理学の中でもっとも有名な等式の一つが、 <var>E</var>=<var>m</var><var>c</var><sup>2</sup>.<p>
結果の出力は次のようになります。
{{EmbedLiveSample("Exponents", 650, 80)}}
Superior lettering は、厳密には上付き文字と同じではありません。しかし、 HTML で superior lettering を表現することは <sup>
の一般的な利用方法です。最も多い superior lettering の使用例はフランス語の略語の表現です。
<p>Robert a présenté son rapport à M<sup>lle</sup> Bernard.</p>
結果の出力は次の通りです。
{{EmbedLiveSample("Superior_lettering", 650, 80)}}
英語の "fourth" やスペイン語の "quinto" などの序数は、数字と上付き文字で表示される言語に依存したテキストを使用して略されることがあります。
<p>The ordinal number "fifth" can be abbreviated in various languages as follows:</p> <ul> <li>English: 5<sup>th</sup></li> <li>French: 5<sup>ème</sup></li> </ul>
出力は以下の通りです。
{{EmbedLiveSample("Ordinal_numbers", 650, 160)}}
仕様書 | 状態 | 備考 |
---|---|---|
{{SpecName('HTML WHATWG', 'text-level-semantics.html#the-sub-and-sup-elements', '<sub> and <sup>')}} | {{Spec2('HTML WHATWG')}} | |
{{SpecName('HTML5 W3C', 'textlevel-semantics.html#the-sub-and-sup-elements', '<sub> and <sup>;')}} | {{Spec2('HTML5 W3C')}} |
{{Compat("html.elements.sup")}}