--- title: Access-Control-Expose-Headers slug: Web/HTTP/Headers/Access-Control-Expose-Headers tags: - CORS - HTTP - Reference - ヘッダー - リファレンス translation_of: Web/HTTP/Headers/Access-Control-Expose-Headers ---
{{HTTPSidebar}}

Access-Control-Expose-Headers レスポンスヘッダーは、レスポンスの一部としてどのヘッダーを公開するかを、その名前を列挙して示します。

既定では、公開される {{Glossary("CORS-safelisted response header", "CORS セーフリストレスポンスヘッダー")}}は7つだけです。

クライアントが他のヘッダーにアクセスできるようにするには、 Access-Control-Expose-Headers ヘッダーを使用してヘッダーを列挙する必要があります。

ヘッダー種別 {{Glossary("Response header", "レスポンスヘッダー")}}
{{Glossary("Forbidden header name", "禁止ヘッダー名")}} いいえ

構文

Access-Control-Expose-Headers: <header-name>, <header-name>, ...
Access-Control-Expose-Headers: *

ディレクティブ

<header-name>
ゼロ個以上のヘッダー名の一覧で、 {{Glossary("CORS-safelisted response header", "CORS セーフリストレスポンスヘッダー")}}に含まれないものであり、リソースが使用する可能性があり、公開される可能性があるものです。
* (ワイルドカード)
"*" の値は、資格情報のないリクエスト (HTTP Cookie や HTTP の資格情報のないリクエスト) の特殊なワイルドカード値です。資格情報付きのリクエストでは、特別な意味のない "*" というヘッダー名として扱われます。
なお、 {{HTTPHeader("Authorization")}} ヘッダーはワイルドカードで表すことができず、常に明示的に列挙する必要があります。

CORS セーフリストにないレスポンスヘッダーを公開するには、次のように指定します。

Access-Control-Expose-Headers: Content-Length

X-Kuma-Revision のようなカスタムヘッダーをさらに公開するには、複数のヘッダーをカンマで区切って指定することができます。

Access-Control-Expose-Headers: Content-Length, X-Kuma-Revision

資格情報のないリクエストでは、ワイルドカード値を使うこともできます。

Access-Control-Expose-Headers: *

但し、 {{HTTPHeader("Authorization")}} ヘッダーはワイルドカードの対象にならないので、明示的に列挙する必要があります。

Access-Control-Expose-Headers: *, Authorization

仕様書

仕様書 状態 備考
{{SpecName('Fetch','#http-access-control-expose-headers', 'Access-Control-Expose-Headers')}} {{Spec2("Fetch")}}

ブラウザーの互換性

{{Compat("http.headers.Access-Control-Expose-Headers")}}

関連情報