--- title: 'Warning: expression closures are deprecated' slug: Web/JavaScript/Reference/Errors/Deprecated_expression_closures tags: - JavaScript - Warning - エラー - 警告 translation_of: Web/JavaScript/Reference/Errors/Deprecated_expression_closures ---
{{jsSidebar("Errors")}}

JavaScript の警告 "expression closures are deprecated" は、標準外の式クロージャ構文 (略記関数構文) が使用されたときに発生します。

メッセージ

Warning: expression closures are deprecated

エラーの種類

警告。 JavaScript の実行は中断されません。

原因

標準外の式クロージャ構文 (略記関数構文) は非推奨のため、使用すべきではありません。この構文は bug 1083458 で削除予定であり、削除された後は {{jsxref("SyntaxError")}} が発生します。

例

非推奨の構文

式クロージャで、中括弧を省略したり、関数宣言やメソッド定義で return 文を省略したりすることです。

var x = function() 1;

var obj = {
  count: function() 1
};

標準の構文

標準外の式クロージャ構文から標準の ECMAScript 構文に変換するためには、波括弧と return ステートメントを追加します。

var x = function() { return 1; }

var obj = {
  count: function() { return 1; }
};

アロー関数を使用した標準の構文

代わりにアロー関数を使用することもできます。

var x = () => 1;

略記メソッド構文を使用した標準構文

次のように、式クロージャがゲッターとセッターにも見られることがあります。

var obj = {
  get x() 1,
  set x(v) this.v = v
};

ES2015 のメソッド定義で、次のように変換することができます。

var obj = {
  get x() { return 1 },
  set x(v) { this.v = v }
};

関連情報