--- title: Array.prototype.findIndex() slug: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Array/findIndex tags: - Array - ECMAScript 2015 - JavaScript - メソッド - Prototype - ポリフィル - メソッド browser-compat: javascript.builtins.Array.findIndex translation_of: Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Array/findIndex --- {{JSRef}} **`findIndex()`** メソッドは、配列内の**指定されたテスト関数に合格する**最初の要素の**位置**を返します。テスト関数に合格する要素がない場合を含め、それ以外の場合は `-1` を返します。 {{EmbedInteractiveExample("pages/js/array-findindex.html","shorter")}} {{jsxref("Array.find", "find()")}} メソッドも参照してください。このメソッドは、配列内で見つかった要素の位置ではなく、**値**を返します。 ## 構文 ```js // アロー関数 findIndex((element) => { /* ... */ } ) findIndex((element, index) => { /* ... */ } ) findIndex((element, index, array) => { /* ... */ } ) // コールバック関数 findIndex(callbackFn) findIndex(callbackFn, thisArg) // インラインコールバック関数 findIndex(function(element) { /* ... */ }) findIndex(function(element, index) { /* ... */ }) findIndex(function(element, index, array){ /* ... */ }) findIndex(function(element, index, array) { /* ... */ }, thisArg) ``` ### 引数 - `callbackFn` - : 配列内のそれぞれの値に対して実行される関数で、条件を満たす要素が発見されたことを示す `true` が返るまで続けられます。 この関数は 3 つの引数を取ります。 - `element` - : 配列内で現在処理されている要素。 - `index` {{optional_inline}} - : 配列内で現在処理されている要素の位置。 - `array` {{optional_inline}} - : `findIndex()` を呼び出した元の配列。 - `thisArg` {{optional_inline}} - : 任意で、 `callbackFn` を実行する時に `this` として使うオブジェクト。 ### 返値 テストに合格した配列の要素の位置を返します。それ以外の場合は、 `-1` を返します。 注: もし、テストに合格した配列の最初の要素の位置が `0` ならば、 `findIndex` の返値は、条件文の中では{{Glossary("Falsy", "偽値")}}として解釈されます。 ## 解説 `findIndex()` メソッドは、配列のそれぞれの位置に対して `callbackFn` を 1 回ずつ呼び出し、 `callbackFn` が{{Glossary("truthy", "真値")}}を返すものを見つけるまで繰り返します。 そのような要素が見つかったら、 `findIndex()` はすぐにその要素の位置を返します。 `callbackFn` が真値を返すものがなかった場合(または配列の `length` が `0` であった場合)、 `findIndex()` は `-1` を返します。 > **Note:** {{jsxref("Array.some()")}} などの他の配列メソッドとは異なり、 `callbackFn` は値が割り当てられていない位置でも実行されます。 `callbackFn` は 3 つの引数で呼び出されます。 1. その要素の値 2. その要素の位置 3. 走査されている配列オブジェクト `thisArg` 引数を `findIndex()` に与えた場合、それぞれの `callbackFn` の呼び出し時に、その与えたオブジェクトが `this` として使用されます。この引数を省略した場合は {{jsxref("undefined")}} になります。 `findIndex()` で処理される要素の範囲は、 `callbackFn` が最初に呼び出される前に設定されます。既に処理済みの位置に割り当てられた要素や、その範囲を超えた要素に対しては、 `callbackFn` が実行されません。 `callbackFn` は最初の `findIndex()` の呼び出し以降に配列に追加された要素は処理しません。配列内で未処理の既存の要素が `callbackFn` によって変更された場合、 `callbackFn` へ渡される値は `findIndex()` がその要素の位置を処理する時点での値になります。{{jsxref("Operators/delete", "削除", "", 1)}}された値も処理対象になります。 > **Warning:** 前の段落で説明したような同時進行の修正は、理解しにくいコードになることが多いので、一般的には避けるべきです(特殊な場合を除く)。 ## 例 ### 配列内の素数の位置を検索する 次の例では、配列の中で素数の入った最初の要素の位置を返し、素数が見つからなかった場合は `-1` を返します。 ```js function isPrime(num) { for (let i = 2; num > i; i++) { if (num % i == 0) { return false; } } return num > 1; } console.log([4, 6, 8, 9, 12].findIndex(isPrime)); // -1, not found console.log([4, 6, 7, 9, 12].findIndex(isPrime)); // 2 (array[2] is 7) ``` ### アロー関数を使用して位置を検索する 次の例では、アロー関数を使用してフルーツの位置を検索しています。 ```js const fruits = ["apple", "banana", "cantaloupe", "blueberries", "grapefruit"]; const index = fruits.findIndex(fruit => fruit === "blueberries"); console.log(index); // 3 console.log(fruits[index]); // blueberries ``` ## 仕様書 {{Specifications}} ## ブラウザーの互換性 {{Compat}} ## 関連情報 - `Array.prototype.findIndex` のポリフィルが [`core-js`](https://github.com/zloirock/core-js#ecmascript-array) にあります - {{jsxref("Array.prototype.find()")}} - {{jsxref("Array.prototype.indexOf()")}}