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title: Firefox 97 for developers
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tags:
- '97'
- Firefox
- Mozilla
- Release
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このページでは、開発者に影響する Firefox 97 の変更点をまとめています。Firefox 97 は、米国時間 2022 年 2 月 8 日にリリースされました。
## ウェブ開発者向けの変更点一覧
### HTML
変更なし。
### CSS
- CSS の {{cssxref("<length>")}} および {{cssxref("<length-percentage>")}} データ型で使用する単位 `cap` および `ic` をサポートしました。
詳しくは {{bug(1702924)}} および {{bug(1531223)}} をご覧ください。
- {{cssxref('@scroll-timeline')}} アットルールおよび {{cssxref('animation-timeline')}} プロパティをサポートしました。これは [`AnimationTimeline`](/ja/docs/Web/API/AnimationTimeline) を定義できるようにするもので、この時間の値は分や秒ではなく、スクロールコンテナー内のスクロールの進捗度によって決められます。一度指定すると、スクロールタイムラインは `animation-timeline` プロパティを使用して [CSS アニメーション](/ja/docs/Web/CSS/CSS_Animations) に関連づけられます。
詳しくは {{bug(1676791)}} および {{bug(1676782)}} をご覧ください。
- CSS の `color-adjust` プロパティを、関連がある仕様書に合わせて {{cssxref("print-color-adjust")}} へ改名しました。
短縮名の `color-adjust` は非推奨になります。
詳しくは {{bug(747595)}} をご覧ください。
- CSS カスケードレイヤーをデフォルトで有効にしました。[`@layer`](ja/docs/Web/CSS/@layer) ルールでカスケードレイヤーを宣言します。カスケードレイヤーではスタイルの宣言や、`layer()` 関数を使用して [`@import`](/ja/docs/Web/CSS/@import) ルールでインポートすることができます。詳しくは {{bug(1699217)}} をご覧ください。
- CSS の [`scrollbar-gutter`](/ja/docs/Web/CSS/scrollbar-gutter) プロパティをサポートしました。これはスクロールバーのために予約された領域を開発者が制御できるようにして、コンテンツの増加による不必要なレイアウトの変化を防ぐことができます。
詳しくは {{bug(1715112)}} をご覧ください。
### JavaScript
変更なし。
### SVG
- SVG で描画するパスを定義するために使用する {{SVGAttr('d')}} 属性を、CSS でプロパティとして使用できるようになりました。
これは [path()](</ja/docs/Web/CSS/path()>) または `none` の値を受け入れます。(詳しくは {{bug(1744599)}} をご覧ください)
#### 廃止
- いくつかの `SVGPathSeg` API を、設定項目によってデフォルトで無効化しました。これらは将来のバージョンで削除される見込みです。
対象は `SVGPathSegList`、[SVGPathElement.getPathSegAtLength()](/ja/docs/Web/API/SVGPathElement)、`SVGAnimatedPathData` です。
(詳しくは {{bug(1388931)}} をご覧ください)。
### API
- [`DedicatedWorkerGlobalScope`](/ja/docs/Web/API/DedicatedWorkerGlobalScope) で `AnimationFrameProvider` が使用可能になりました。これは、専用ワーカーで [`requestAnimationFrame`](/ja/docs/Web/API/window/requestAnimationFrame) および [`cancelAnimationFrame`](/ja/docs/Web/API/Window/cancelAnimationFrame) メソッドが使用できることを意味します
(詳しくは {{bug(1388931)}} をご覧ください)。
#### DOM
- 中断シグナルの理由を、{{domxref("AbortController.abort()")}} (または {{domxref("AbortSignal.abort()")}}) を使用して設定できるようになりました。また、{{domxref("AbortSignal.reason")}} プロパティで使用できるようになりました。
この理由はデフォルトで "AbortError" {{domxref("DOMException")}} になります。
この理由は必要に応にて、promise の拒否を通してスローまたは処理することができます
({{bug(1737771)}})。
- シグナルが中断したかを確認して、そうである場合に {{domxref("AbortSignal.reason()")}} をスローする便利なメソッドである {{domxref("AbortSignal.throwIfAborted()")}} が使用可能になりました。
これはシグナルを中断可能なメソッドへ単純に渡すことができないコードで、開発者が中断シグナルを処理することを容易にします ({{bug(1745372)}})。
### WebDriver conformance (Marionette)
- `Marionette:Quit` が、Firefox をセーフモードで再起動するための新たなブーリアン型の引数である `safeMode` を受け入れるようになりました ({{bug(1144075)}})。
- 現在または初期のドキュメントの読み込みを待っているときの、`WebDriver:NewSession` および `WebDriver:NewWindow` の安定性が向上しました ({{bug(1739369)}}、{{bug(1747359)}})。
## アドオン開発者向けの変更点一覧
- {{WebExtAPIRef("tabs.query")}} の `cookieStoreId` で、文字列の配列をサポートしました。これは複数の Cookie ストア ID に対して、マッチするタブを問い合わせることを可能にします ({{bug(1730931)}})。
- {{WebExtAPIRef("contentScripts.register")}} に `cookieStoreId` を追加しました。これは、拡張機能がコンテナー固有のコンテンツスクリプトを登録することを可能にします ({{bug(1470651)}})。
## 過去のバージョン
{{Firefox_for_developers(96)}}
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